「ゾゾタウン」を運営するZOZOは2019年3月期決算を下方修正し、2007年上場以来はじめての減益となりました。決算発表は引け後であったため、2019年1月31日の株価は前日比+54円(+2.5%)の2,193円と上昇しましたが、2月1日以降に値動きに注目が集まり、年初来安値1,843円を目指すかもしれません。
ここではZOZOの株価の値動きと決算についてみていきたいと思います。
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ZOZO株価の値動き
2018年のZOZOの株価は7月18日に4,875円の年初来高値を付けた後、下落に転じ2019年1月4日には1,843円の年初来安値を付けました。現在は安値からの回復を試している状況でしたが、決算減益によって再び年初来安値を目指す可能性は高そうです。
テクニカルには10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)がゴールデンクロスを完成し、ここから上昇に向かいそうな状況でしたが、明日以降の値動きに注目です。
ZOZO年初来安値更新の可能性も
ZOZOの株価はまずは節目となる2,000円、そして1月24日に付けた安値1,974円を維持できるのかがポイントとなります。それらの価格を下抜けするようであれば、年初来安値1,843円更新の可能性が高まってきます。
再び上昇したとしても25日移動平均線がレジスタンスとして機能する可能性が高く、しばらくは安値圏での推移が続くかもしれません。
ZOZO決算下方修正
ZOZOの2019年3月期決算は、売上高が前回予想対比▲19.7%の1,180億円、当期純利益が前回予想対比▲36.4%の178億円となりました。
減益の主要因はゾゾスーツを中心としたプライベートブランド事業が振るわなかったためです。当初2019年3月期にプライベートブランド事業で200億円の売り上げを目標としていましたが、2018年4月~12月の実績は22億円と、大きくつまずきました。
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まとめ
ZOZOはゾゾスーツを中心としたプライベートブランド事業が不調で、2007年上場以来はじめての減益となりました。株価は安値圏での推移となっていますが、再び年初来安値を試すのか注目です。
株価はしばらく安値圏での推移が続く可能性が高いでしょう。
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