サントリー食品インターナショナル(以下サントリー)の2019年1月16日の株価は、前日比+70円(+1.5%)の4,845円で取引を終了しました。同日には大容量サイズの飲料の値上げを発表し、今後の株価への影響が注目されます。
ここではサントリーの株価と、飲料値上げについてみていきたいと思います。
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サントリー株価の値動き
サントリーの2018年の株価は4月6日に5,490円の年初来高値を付けた後下落に転じ、10月16日には年初来安値となる4,240円を付けました。そこから株価は上昇に転じ、2018年末から2019年にかけては5,000円台を回復し、現在は5,000円割れでの推移となっています。
テクニカルには200日移動平均線(オレンジ色)が下向きではあるものの、10日(ピンク色)・25日(緑色)・75日(水色)の3本の移動平均線が上向きとなっており、上昇トレンドになりつつあります。
直近では200日移動平均線で反発しており、安値を維持できれば再度5,000円台を目指す可能性は高そうです。
サントリー飲料値上げ
サントリーは2019年5月1日出荷分から、1.2L以上の大型サイズの飲料の価格改定することを発表しました。値上げ幅は全て20円、対象商品は以下の通りとで、「サントリー南アルプスの天然水(2Lペット)」は230円から250円に値上げとなっています。
引用:サントリーホームページ
飲料業界の値上げ続くか?
サントリーの価格改定の理由は、原材料価格の高騰や物流コストの上昇としています。同じく飲料業界では2019年1月8日にコカ・コーラボトラーズジャパンが27年ぶりに値上げを行い、それに追随した動きとなっています。
その他のアサヒ飲料、キリンビバレッジ、伊藤園などの飲料大手は値上げの発表をしていませんが、追随する可能性が高そうです。
サントリー決算見通し
サントリーの2018年12月期の決算見通しは、売上高が前期比+4.8%の1兆2,930億円、当期純利益が前期比+2.4%の800億円となっています。
値上げの影響が出るのは2019年12月期決算以降であり、見通しについてはまだ発表されていませんが、どのような数字になるのか注目が集まります。
まとめ
コカ・コーラに続いてサントリーも飲料の値上げを発表し、今後も大手飲料メーカーの値上げが続く可能性は高そうです。
サントリーの株価は上昇トレンドを形成しつつあり、再度5,000円を突破して上昇に向かえるのか注目です。
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