ビックカメラの株価はここ最近大きく下落しており、年初来安値の水準に迫っています。一時は「PayPay」効果による業績改善期待から1,700円まで回復しましたが、そこから20%近くの下落となっています。
そんな中2018年12月21日から今度は「LINE Pay」の還元キャンペーンが開催され、今後の株価への影響に注目が集まります。
ここではビックカメラの株価、「LINE Pay」キャンペーンについてみていきたいと思います。
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目次
ビックカメラ株価は年初来安値に迫る
ビックカメラの2018年12月20の株価は前日比▲46円(▲3.2%)の1,414円まで下落しました。一時は1,402円まで下落し、8月21日に付けた年初来安値1,390円に迫っています。
「PayPay」キャンペーンの際には業績改善期待から株価は上昇しましたが、「LINE Pay」キャンペーンでも同様の効果が出るのか注目です。ただ株式市場全体の地合いが悪く、上値は重そうです。
ビックカメラ2018年の株価の値動き
2018年のビックカメラの値動きは、4月11日に年初来高値となる1,942円を付けました。しかしながらその後は下落に転じ、8月21日には年初来安値となる1,390円を付け、12月には「PayPay」効果で1,700円を回復するも、ここにきて1,400円近辺まで下落してきています。
ビックカメラ テクニカル分析
ビックカメラ日足チャートのテクニカル分析は、ここ最近の株価急落によって、移動平均線が下向きになろうとしている状況です。連日の下落では移動平均線がサポートして機能せず、一気に割り込んできています。
短期的には年初来安値1,390円を目指す可能性が高く、10月12日の安値1,401円もあるので、そこを割り込んだら下落が加速する可能性があるため、注意が必要です。一方で上昇しても、1,500円や75日移動平均線(水色)がレジスタンスとなる可能性があります。
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「LINE Pay」ビックカメラで決済開始
2018年12月21日からビックカメラグループの店舗で「LINE Pay」が使用できるようになることを発表しました。
「LINE Pay」は12月14日から12月31日まで支払総額の20%を残高として還元するキャンペーンを実施しており、ビックカメラでの支払いも対象となります。ただ還元の上限額は5,000円と「PayPay」よりも低く、既に「PayPay」のキャンペーン時に高額商品を購入した人が多いことから、「LINE Pay」の影響はあまりないかもしれません。
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ビックカメラ決算への影響は軽微?
「PayPay」のキャンペーン効果で業績の改善が期待されたビックカメラですが、もしかしたら業績への影響はそこまで大きくないかもしれません。
ここからは完全に推測になってしまいますが、「PayPay」の20%還元の一部をビックカメラが負担しており、通常の売上と比較すると利益率が大幅に低い可能性があります。
「PayPay」は対応できる店舗が少なかったのですが、その理由はキャンペーンの還元率の負担に同意する店舗があまりなかった可能性があると考えるからです。
これは個人的な推測であるため、まずはビックカメラの決算発表を待ちたいと思います。
まとめ
ビックカメラの株価は年初来安値に迫る水準まで下落しており、そこを割り込んだら更に下落が加速する可能性があるので、要注意です。
「LINE Pay」の決済とキャンペーンが行われていますが、「PayPay」の後でもあり金額も少ないため、ビックカメラの株価への影響はあまりないかもしれません。
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