2018年12月21日に東証マザーズに新規上場したポートは、売り気配が下限である1,110円となり、取引が成立せずに初値が付きませんでした。公開価格1,480円から25%安の水準となっています。
ここではポートについてみていきたいと思います。
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ポート、新規上場初日は初値付かず
ポートは12月21日の東証マザーズに新規上場しましたが、売り気配は公開価格1,480円
2の▲25%の1,110円となり、初値がつかないまま取引終了となりました。
この日はポート含めて4社が新規上場、株式市場全体の地合いの悪さやソフトバンクIPO初値割れの影響もあり、思ったように買いが入らずに想定外の展開となりました。
明日以降いくらで初値が付くのか注目です。
ポートIPOの詳細
ポートのIPOは大和証券が主幹事を務め、仮条件1,420円~1,480円に対して公開価格は上限の1,480円となりました。公募・売出株数の合計は3,673,600株であり、吸収金額は54.3億円となっています。
もともと金額も大きめのため期待されていたIPOではありませんでしたが、初値が付かないことを想定していた人は少なかったと思われます。
ポート、12月25日の気配運用
ポートは上場初日に初値が付かず、12月25日に持ち越しとなりました。気配上限は2,553円(最終気配値の2.3倍)、気配下限は833円(最終気配値の75%)です。
さすがに12月25日には初値は付くと思いますが、どのような価格になるのか注目です。公開価格割れはほぼ決定したと言えるでしょう。
ポートの事業内容、決算見通し
ポートは学生向けの会員制就活サイト「キャリアパーク!」の運営を行っています。
2019年3月期決算見通しは売上高が28億2,500万円、経常利益が5億5,100万円、当期純利益が4億6,800万円となっています。
まとめ
ポートは東証マザーズに新規上場しましたが、売り気配下限となり初値は付かず、12月25日に持ち越しとなりました。公開価格割れはほぼ確実な状況です。
ソフトバンクIPOによって、IPO全体のイメージが悪く、買いが集まりにくくなっている可能性があります。
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