エムティジェネックスの株価が急騰し、注目を集めています。
2018年年初には2,000円前後で推移していた株価は、40,000円を超えてテンバガーどころか20倍を達成しています。
ただここまで株価が急騰するといつ急落が起こってもおかしくないので注意が必要です。
ここではエムティジェネックスについてみていきたいと思います。
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エムティジェネックス株価急騰も急落に要注意
エムティジェネックスの2018年10月4日の株価は、前日比▲650円(▲1.5%)の43,400円で取引を終了しました。
9月25日に付けた上場来高値45,950円からは調整しておりますが、引き続き高値圏での推移となっています。
2018年のエムティジェネックスの株価は7月まで低調に推移していましたが、8月に入り急騰。
3営業日連続でストップ高となる10,000円を突破すると、20,000円も超えてテンバガーを達成。
その後も上昇のペースは続き、9月にはついに40,000円を突破しました。
テクニカルには全ての移動平均線が上向きとなっており、上昇が期待できそうなチャートとなっていますが、ここまで上げが急激だと急落にも要注意です。
10日移動平均線(ピンク色)は41,000円前後に位置していますので、そこまで調整したとしても約5%の下落となります。
RSIも79.47と高い水準にありますので、高値を警戒した方が良いでしょう。
ここまで急激に株価が上昇すると、リスクを取って資金を投入したくなりますが、こういう時こそリスク管理を徹底すべきです。
トレードをする場合には信用取引は使わずに現物取引で損が出ても影響がない範囲にすることをおすすめします。
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エムティジェネックスの決算
エムティジェネックスの株価急騰は、決算などファンダメンタルで説明できる要因はありません。
2019年3月期の決算見通しは、売上高は前期比+2.9%の23億円と増収を見込んでいるものの、経常利益は前期比▲9.1%の2億4,000万円、当期純利益は▲8.0%の1億6,000万円と減収を見込んでいます。
連結PERは292.2倍、PBRは17.6倍とこれらの指標を見ても過熱感がわかりますので、急落を注意した方が良いでしょう。
エムティジェネックスは駐車場サービスやビル管理サポートの不動産事業を行っています。
不動産事業でも内容は大きく異なりますが、最近ではスルガ銀行やTATERUが不動産関連で株価が大きく下落しているので、影響を受ける可能性もあり、注意が必要です。
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エムティジェネックスは仕手株?
エムティジェネックスは2018年テンバガーを達成していますが、今年も株価が急騰し、その後急落した銘柄は存在します。
どれも急騰を説明できる材料はなく、仕手の可能性が高いので注意が必要です。
まずは杉村倉庫。
年初は1,000円前後で推移していた株価は1月22日には3,680円まで上昇。
その後一気に急落し、元の1,000円前後の水準まで戻しています。
次はオウケイウェイブ。
年初は600円前後で推移していたものの、5月7日には8,060円まで上昇し、テンバガーを達成。
その後は大きく下落し、ピークの半分以下の水準で推移しています。
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まとめ
エムティジェネックスはテンバガーを達成し上場来高値を更新しています。
今後も株価は上昇する可能性はあるかもしれませんが、ここまで上げが急激だと急落に注意した方が時間帯に入っていると言えるでしょう。
仕手株で急落する可能性があるため、資金を投入したくなる気持ちはわかりますが、慎重になることをおすすめします。
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