株式投資をしていると保有している会社が倒産する可能性は0ではありません。
倒産してしまった場合は投資したお金が0になってしまうことがほとんどですので、なんとか避けたいところではあります。
ここでは株式投資をしている会社が倒産したらどうなる、についてみていきたいと思います。
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倒産した会社の株式を保有している場合どうなる?
倒産した会社の株式を保有している場合、会社を清算した後に財産が残っていればそれを受け取る権利はありますが、ほとんどの場合は債務超過に陥っていますので、その可能性はほぼないと考えてよいでしょう。
では会社に借金が残っている場合、株主はその責任を負わなければいけないのでしょうか?
株主の責任は出資金(投資した金額)に限定されていますので、もし借金が残っていたとしても、請求されることはないので安心してください。
これを有限責任と言います。
株式投資をする際の最大のリスクは、株価が0になって投資した資金を失うこととなります。
⇒【「株式投資」と「株式投機」の違い】
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会社が倒産する主な理由とは
会社が倒産する主な理由は「業績悪化」「「資金繰り悪化」「不祥事・スキャンダル」に分けることができます。
1つずつ見ていきましょう。
「業績悪化」はそのままですが、決算で赤字となってしまう状況です。
1年程度であれば問題はありませんが、赤字が何年も続いてしまうと、会社の資金が無くなってしまい、活動を続けていくことができません。
「業績悪化」の状態ではお金を貸してくれる銀行も、出資をしてくれる投資家もいなくなりますので、株を保有している会社の業績についてはよく見ておいた方が良いでしょう。
「資金繰り悪化」は、意外と知らない人は多いですが、会社が倒産するのは赤字ではなく、この資金繰りです。
会社は赤字を出し続けても、現金を保有していれば活動は続けることができますので、倒産することはありません。
一時は決算上は黒字なのに、資金繰りが回らなくなって倒産するという「黒字倒産」が話題になったときもありました。
その時から会社を見るときは「貸借対照表」「損益計算書」だけでなく「キャッシュフロー計算書」も重視されるようになっています。
これは意外と知らない人も多いので、注意しておきましょう。
「不祥事・スキャンダル」をきっかけに業績が悪化し、倒産する可能性もあります。
最近では上場企業でも多くの不祥事が発生していますので、何か起こった際にはすぐに対応できるようにしておいた方が良いです。
⇒【決算発表の重要性、株価への影響とは?】
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会社倒産による株価暴落に巻き込まれない方法
会社が倒産する場合には、いきなり前触れもないということはなく、何かしらのきっかけがあります。
保有していた株の会社が倒産して、株価が0になってしまったとならないためには、やはりしっかりと損切りを設定しておくことが重要です。
損切りをしっかりとすれば、倒産する前に株を手放すことができますので、大損をせずに資金を守ることができます。
初心者は損切りができずに大損をしてしまい、株式投資ができないまで資金を減らしてしまうことがありますので、必ず損切りは行うようにしてください。
また業績悪化や不祥事によって株価が暴落した銘柄を、短期的に買って儲けるという逆張り的なトレードもすることはできますが、判断力と瞬発力が必要でリスクの高い手法となりますので、基本的には手を出さないことをおすすめします。
⇒【株式投資の失敗談、初心者がやりがちなミス】
⇒【逆指値注文で確実に損切りしよう】
まとめ
倒産した会社の株式を持っている場合、株主は投資した金額以上のお金を失うことはありませんが、そのような事態にならないようにしっかりと損切りをするようにしましょう。
会社が倒産する主な理由・きっかけは「業績悪化」「資金繰り悪化」「不祥事・スキャンダル」です。
これらのニュースが出た際には素早く行動できるようにしておきましょう。
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