ミクシィ2018年8月以降株価上昇の可能性は?2019年3月期第一四半期決算は大幅減益。「チケットキャンプ(チケキャン)」閉鎖の影響。PER・PBRは割安、配当利回りは高い。

ミクシィは2019年3月期第一四半期決算を発表しましたが、前年同期比大幅な減収減益となりました。大幅減益となった背景には、稼ぎ頭であった「チケットキャンプ」の閉鎖の影響がありました。

ここではミクシィの決算の詳細、株価の動きについてみていきたいと思います。

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ミクシィ2019年3月期第一四半期決算の詳細は?「チケットキャンプ(チケキャン)」の閉鎖、「モンスト」不調で減収減益。 

ミクシィの2019年3月期第一四半期決算は、売上高は前年同期比▲28.3%の345億円、経常利益は前年同期比▲45.2%の110億円、四半期純利益は前年同期比▲46.8%の72億円と、大幅な減収減益となりました。

チケット売買サイトである「チケットキャンプ」が5月に閉鎖された影響や、ゲームアプリ「モンスターストライク」なども苦戦した影響で、苦しい状況が続いています。

通期見通しは前回発表を据え置き、売上高は前期比▲7.5%の1,750億円、経常利益は前期比▲34.0%の480億円、当期純利益は前期比▲25.8%の310億円となっている。

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ミクシィ2018年8月以降株価上昇の可能性は? 

2018年8月9日のミクシィの株価は、前日比▲68円(▲2.3%)の2,835円で取引を終了しました。決算発表は大引け後であったため、株価に影響が出るのは8月10日以降ですが、おおむね予想通りの結果であり、影響は少ないと思われます。以下はミクシィの日足チャートです。

2018年のミクシィの株価は、下降トレンドを形成しています。6月28日に年初来安値となる2,694円を付け、その後は安値圏での推移。テクニカルには10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)が横ばい、75日移動平均線(水色)が下向きとなっており、下降トレンドの中でも方向感が無くなってきています。

現在の株価は25日移動平均線近辺となっており、まずはどちらに動くのか注目です。10日移動平均線と25日移動平均線はゴールデンクロスを完成していますが、一気に上昇していく力強さはないでしょう。

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ミクシィのPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りは?株価は割安な水準? 

ミクシィの連結PERは7.1倍と、東証マザーズ上場銘柄であることを考えると、かなり低い水準となっています。PBRも1.3倍と同じく低い水準です。

PERとPBRだけを見れば割安な水準にありますが、「チケットキャンプ」の閉鎖によって将来の収益性に対する不安があり、買いが集まりにくい状況となっています。そのため、PER・PBRを見て割安だからと株を買うのは、リスクが高いでしょう。

2019年3月期の配当は124円を予定しており、配当利回りは4.4%と高い水準となっています。配当利回りの高さから個人投資家の買いが入って、下値は限定的となる可能性もあります。

⇒【PERの詳細を解説

ミクシィ2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ 

ミクシィの株価は下降トレンドで安値圏での推移となっています。決算発表では予想通り苦しい内容となっており、今後どのように立て直していくのか注目が集まります。

PER・PBR・配当利回りから見る株価は割安ですが、株価が上昇に向かうには時間を要しそうです。

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