日本郵船は2019年3月期の決算見通しを下方修正することを2018年7月25日発表しました。
ここでは日本郵船の決算見通し下方修正の内容と、株価に与える影響についてみていきたいと思います。
目次
日本郵船2019年度3月期決算、大幅下方修正の詳細内容は?その要因は?
日本郵船は2019年3月期通期見通しを下方修正。売上高はは前回発表の1兆8,505億円から▲2.5%の1兆7,600億円に、営業利益は前回発表の370億円から▲94.6%の20億円、当期純利益は発表290億円から▲58.6%の120億円となることがわかりました。
同時に2019年3月期上期見通しも大きく下方修正し、営業利益は前回発表の135億円から▲50億円と赤字に転落する見込みで、半期純利益は前回発表80億円から▲62.5%の30億円となる見込みです。
大幅減益の要因としては、日本郵船を含む邦船3社が出資するコンテナ船新会社Ocean Network Express社の開業に伴って、日本郵船は定期コンテナ船事業を終了したが、その終了にかかる一時費用が想定以上に発生したこと、子会社である日本貨物航空が6月17日より、運行する全ての機体運行を停止し、安全性の確認を行っていること、となっています。
日本郵船株価、年初来安値更新か?日足チャートテクニカル分析による今後の値動き予想は?
日本郵船の業績下方修正は、株式市場が閉まった後の発表されたため、影響が出るのは7月26日以降となります。7月25日の株価は前日比▲3円(▲0.1%)の2,111円で取引を終了しています。以下は日本郵船の日足チャートです。
今回の大幅な業績下方修正による株価への影響は避けられなく、大きく下落する可能性が高いです。株価は5月15日高値2,493円から下落調整している状況であり、25日移動平均線(緑色)よりも下に位置して弱い状態となっています。
3月26日に付けた年初来安値2,012円を更新する可能性もあるため、明日以降の値動きに注目です。年初来安値を更新すると、下落が加速する可能性が高く、現時点でのトレードは様子見するのが良いでしょう。
日本郵船株価下落で年初来安値更新かまとめ
日本郵船の大幅な業績下方修正は大きなサプライズとなり、株価には大きな影響を与えそうです。株価は年初来安値を更新する可能性が高く、どこで下げ止まるかに注目が集まります。
しばらくはボラティリティが高くなりますので、トレードは様子見するのが良いと思います。
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