JR九州2018年8月以降株価上昇の可能性は?アリババと提携、中国人観光客の増加目指す。アリペイの普及で2023年に100万人へ。業績や株価への影響は?

JR九州と中国のアリババが戦略提携したことが、2018年7月23日明らかとなりました。2社の提携の狙いは何なのでしょうか?

ここでは提携の内容やJR九州の株価の動きについてみていきたいと思います。

JR九州とアリババの戦略提携の詳細とは?2023年度に中国人観光客100万人を目指す。「Fliggy(フリギー)」で旅行プラン販売へ。 

JR九州はアリババの提携で、2023年度に中国からの観光客100万人を目指します。アリババは1日1,000万人以上が訪問する旅行サイト「Fliggy(フリギー)」を運営しており、そのサイトに九州の観光地の旅行プランを掲載することで、中国人観光客の増加を狙います。

中国人観光客は年間1億3,000万人と、世界最大となっています。そのうち日本への観光客は6%程度と、増加の余地は多いです。九州を訪問する中国人観光客は、クルーズ船利用者が大半を占め、一時的に訪問するのが一般的となっています。今回の提携では一時的な訪問とならないよう、九州の魅力的な観光地への誘致を行います。

アリババは他の国でも同様の提携によって、観光客を増やした実績があり、今回の提携でも効果が出る可能性は高そうです。中国では電子マネー「アリペイ」での支払いが一般的となっており、「アリペイ」を普及させることができるかも大きなポイントです。

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JR九州の2018年8月以降株価上昇の可能性は?日足チャートによるテクニカル分析は? 

JR九州の2018年7月23日の株価は、前日比+15円(+0.4%)の3,425円で取引を終了しましたが、アリババとの提携が発表された直後には株価は大きく上昇し、一時3,520円の高値を付けています。

JR九州の株価は6月13日に3,630円の高値を付けた後、調整局面を迎えていましたが、今回の提携発表で上昇に向かえるか注目です。

テクニカルには株価は25日移動平均線(緑色)を上回っており、一時的には75日移動平均線(水色)も上回っています。3月5日につけた3,180円からの安値切り上げを完成しており、今後上昇に向かうためには安値を維持したまま、75日移動平均線を終値ベースで上抜けする必要があります。

アリババとの提携による効果は大きく、今後6月13日高値3,630円を突破していく可能性は十分になると思います。

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JR九州の2019年3月期決算見通しは?アリババとの提携で上方修正あるか?PER(株価収益率)・配当利回りは? 

JR九州の2019年3月の決算見通しは、売上高が前期比+6.4%の4,397億円、当期純利益が前期比▲5.8%の475億円となっています。減益見通しで苦しい状況の中、今回のアリババとの提携による、長期的な決算へのプラスの影響が期待されます。

JR九州のPERは11.5倍と全体の平均と比較すると低いですが、成熟している産業のため、ここからの大きな上昇は見込めないかもしれません。配当利回りは2.4%と比較的高い水準にあるため、下値の余地も少なく、アリババとの提携がうまくいけば、上昇に向かう可能性は高そうです。

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JR九州2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ 

中国で影響力の高いアリババとJR九州の提携は、今後中国人観光客を増やすのに大きな効果が期待できそうです。JR九州の株価や業績にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。

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