8267 イオンの株価が堅調に推移しています。
ここではその要因や決算の詳細、イオンの株主優待の内容、株価の動きをみていきたいと思います。
目次
イオン株価好調で年初来高値更新。その要因や理由とは?総合スーパー事業が好調?トップバリューの売上や動向は?
イオンの株価が堅調な理由は、好調な決算見通しです。
2018年2月期の決算では当期純利益が前期比+42.7%の245億円となりました。
中でも好感されたのはイオンリテール、旧ダイエーなどの総合スーパー事業で、営業利益は105億円と前期▲13億から黒字転換したことです。
イオンの総合スーパー事業好調には、一人あたり買上点数の伸長が、売上高増に貢献しています。
イオンのプライベートブランドであるトップバリュの2018年売上高は8,000億円を突破し、2019年は1兆2,000億円を目指しています。
2019年3月期見通しは、当期純利益が前期比+42.7%の350億円と業績の拡大を見込んでいます。
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イオンの株主優待制度の詳細とは?配当利回り、株主優待カードのキャッシュバックとは?
イオンには、充実した株主優待制度があることも、株価が堅調に推移する理由の1つです。
1つ目は配当利回りで、2018年6月7日時点の配当利回りは1.5%となっています。
2つ目は株主優待カードで、保有株式数に応じて3%~7%のキャッシュバックを受けることが可能で、普段からイオンで買い物する人にとっては嬉しいサービスです。
利用実績によって年に2回、キャッシュバックを受けることができます。
イオンが毎月20日、30日に実施するお客様感謝デーは5%の割引に加えて、上記のキャッシュバックを受けることができるので、かなりお得になります。
業績好調なイオンの株価は年初来高値を更新し11年ぶり高値。今後の影響や値動きの予想は?日足チャートのテクニカル分析は?
2018年6月7日のイオンの株価は前日比+26円(+1.2%)の2,270.5円で引け、年初来高値を更新し11年ぶりの高値となっています。
6月8日も買いが継続しており、9時半には一時2,326.5円の高値を付けています。
以下はイオンの日足チャートです。
3月2日安値1,736円から上昇を継続しており、5月に入っては一旦停滞するも6月に再度上昇に転じ、年初来高値を更新しています。
移動平均線は3本とも上向きで綺麗な上昇トレンドです。
引き続き上値を試す展開が続くと思われ、25日移動平均線(緑色)が位置する2,180円近辺を維持する限りは上昇トレンド継続と見てよいでしょう。
まとめ
イオンの連結PERは54.5倍と同業他社より高い水準にありますが、今後も総合スーパー事業の好調さを維持できれば、PERの高さはあまり意識されないと思います。
今後の業績・株価の推移に注目です。
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