100円ショップを運営するセリアが発表した5月既存店売上高は5ヶ月連続減少で、株価は大幅下落しました。
ここではセリアの既存店売上高の詳細と、業績や株価への影響をみていきたいと思います。
目次
セリア既存店売上高・客数は5ヶ月連続減少へ?その詳細内容とは?客単価や店舗数は?
セリアが2018年6月6日に発表した5月の既存店売上高は前年比▲1.2%、客数は前年比▲1.4%、客単価は前年比+0.2%となりました。
既存店売上高及び客数は5ヶ月連続でマイナスと厳しい状況となっています。
客単価は7ヶ月ぶりにプラスとなりました。
全社で見た売上高は前年対比+6.7%となっていますが、5月は新規出店が6店舗、退店が3店舗あり、ネットで3店舗増となった影響によるものです。
2018年5月末時点の店舗数は1,474店舗と、店舗数の増加は継続しています。
セリア5月既存店売上高減少へ。業績への栄養や今後の見通しとは?
セリアの2018年3月期決算は、売上高が前期比+9.5%の1,591億円、当期純利益が前期比+7.4%の113億円でした。
2019年3月末決算見通しは、売上高が前期比+7.5%の1,710億円、当期純利益が前期比+3.4%の117億円を見込みます。
既存店売上高及び客数は5ヶ月連続減少と、2018年は1度もプラスになっていません。
売上高及び当期純利益ともに増収増益を見込みますが、現状のデータでは新規出店に頼らざるをえず、厳しい状況であると言えます。
今後のデータを見る必要はありますが、このままですと予想に届かず、2019年3月期決算下方修正の可能性があります。
セリア5月既存店売上高・客数減少で株価は大幅下落。今後の影響や値動きの予想、日足チャートの分析は?
セリアの5月既存店売上高減少のニュースを受けて、株価は前日比▲170円(▲3.1%)の5,230円と大幅に下落して引けています。
以下はセリアの日足チャートです。
2018年3月13日安値4,720円からの上昇を試していましたが、本日の下落により、3本の移動平均線をして抜けしている状況です。
まずは5月30日安値である5,120円を維持できるかが注目です。
それを下抜けすると5月18日安値4,905円を維持できるかがポイントとなり、下抜けするようだと3月3日安値4,720円を目指して下落していく可能性が高くなります。
⇒【ROEの詳細を解説】
まとめ
エリアが発表した既存店売上高は5ヶ月連続減少と厳しい内容で、株価は大幅に下落しました。
このままだと増収増益を予想する2019年3月期決算の達成は厳しく、下方修正される可能性が高まってきます。
株価は前回安値を維持できるのか、注目です。
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