KDDIは2018年5月29日、ネットフリックスと提携すると発表しました。
ここでは提携の詳細や両社の狙い、業績や株価への影響をみていきたいと思います。
目次
KDDI(au)、ネットフリックスと提携へ。その狙いとは?新料金プラン投入で動画配信で先行するドコモを追う。
KDDIはネットフリックスと提携して、新料金プランを2018年夏に投入する予定です。
動画配信市場は右肩上がりで伸びており、携帯で動画を視聴するユーザーも増えています。
携帯会社にとって携帯での動画視聴を伸ばすことができれば、通信料の単価引き上げにつなげることが可能となります。
携帯会社の動画配信サービスでは、ドコモのdTVやDAZNが先行しており、KDDIはネットフリックスとの提携でドコモを追いかけます。
2020年には5Gの導入が予定されており、優良な動画配信サービスを持つことが、携帯会社の競争力となる可能性が高いです。
ネットフリックスの詳細とは?KDDI(au)との提携でシェアの伸ばせるか?
ネットフリックスは190か国以上で1億2,500万のユーザーがいると言われています。
日本には2015年に参入しましたが、シェアを思うように伸ばすことができず、苦戦が続いています。
ネットフリックスはアメリカでは圧倒的なシェアを誇っており、日本でも50%以上のシェアを取りに行く考えと話しています。
日本向けのコンテンツを充実させ、KDDIとの提携により、どこまでシェアを伸ばせるか注目です。
KDDI(au)ネットフリックスとの提携による株価や業績への影響は?
KDDIからは業績に与える影響の発表はありませんでした。
おそらく2020年の5G導入を見据えた中長期的な展開を考えているものだと思われます。
ネットフリックスとの提携が発表された後のKDDIの株価は、ほとんど反応していません。
以下はKDDIの日足チャートです。
楽天が携帯事業に参入を発表して2017年12月15日には大きく窓開けして大幅下落となりましたが、現在はその水準まで戻してきています。
2018年3月5日安値2,551.5円からの上昇は明確となってきており、3本の移動平均線も上向きとなっています。
5月11日高値3,008円では達成感から一旦利食いが出ていますが、25日移動平均線(緑色)が下値の抵抗となっています。
引き続き目線は上昇方向で、5月11日高値を切り上げれば、更なる上昇が期待できます。
2017年12月15日に窓開けした3,000円~3,100円の水準は、価格が飛んだため、その価格帯で買っている人がいなく、利食いの売りが出ないのも上昇しやすい要因となります。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
楽天の携帯事業参入でますます競争が激化する中、ユーザーが求めるサービスの提供が生き残りのためには必要になります。
動画配信ではドコモが先行していますが、大手のネットフリックスとの提携によってKDDIがどこまで巻き返せるか注目です。
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