ファミリーマートがドンキホーテの店舗を真似た圧縮陳列を行う実験店舗を開始すると発表しました。
その内容をみていきましょう。
目次
ファミマのドンキ流圧縮陳列はコンビニでも成功するのか?実施時期や店舗数は?
ファミリーマートを傘下にもつユニー・ファミリーマートホールディングスは2017年にドンキホーテホールディングと提携し、ドンキのノウハウをファミリーマートに導入することを決めました。
実施するのはまず6月1日から立川南通り店と大鳥神社前店、6月29日から世田谷鎌田三丁目店の計3店舗となります。
商品数は5,000種類前後で通常のファミマ店舗より1.5~1.7倍、ドンキが推奨する商品を50%以上陳列する予定となっています。
ファミマが圧縮陳列でドンキ化を実施する理由とは? 短期的には業績への貢献は期待できないか?
ファミマが今回圧縮陳列を行う理由は、競争力の向上にあります。
ドンキの強みである地域のニーズに合わせた商品提案を取り入れることで、競争が激化するコンビニ業界での勝ち残りを狙います。
まずは3店舗での実験になるため、短期的には業績への影響はないと思われますが、実験が成功に終われば、長期的には業績への寄与が期待されます。
ファミマ、商品の圧縮陳列によるドンキ化のニュースを受けて、株価は上昇へ。
ニュースが発表された2018年5月28日のユニー・ファミリーマートホールディングスの株価は前日比+170円(+1.5%)の11,150円、ドンキホーテホールディングスの株価は前日比+80円(+1.4%)の5,740円と、両社とも実験が好感されて上昇しています。
人気のドンキホーテのノウハウが、われわれに身近なファミリーマートで導入されるというイメージしやすいニュースのため、期待感が強いと思われます。
⇒【株価変動の要因を解説】
まとめ
ファミマは先日のAirbnbとの提携に加えて、今回の圧縮陳列導入と、従来のコンビニの常識を覆すような取り組みを進めようとしています。
圧縮陳列が導入された店舗はどのような感じになるのか、気になりますし、注目は集まりそうですね。
今後業績や株価にどのような影響があるのか、注目していきたいと思います。
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