株式投資の注文方法には成行注文や指値注文などの基本的なものから、逆指値注文、IFD、OCOなどさまざまものがあります。
種類が多くて最初は覚えるのは大変かもしれせんが、一度理解すれば便利な注文方法も多いです。
ここではIFD、OCO、IFDOCOの3つの注文方法と、期間を表すGTCについてみていきたいと思います。
目次
IFD注文とは?新規注文と決済注文を同時に行うオーダー方法で、新規注文が約定しなければ決済注文は無効。
IFD注文とは、新規注文と決済注文を同時に行う注文方法で、IFDは、If Done=もし約定したら、の略からきています。
新規注文も決済注文も指値注文か逆指値注文からの選択となります。
決済注文は新規注文と逆となり(新規注文が買いなら売り、新規注文が売りなら買い)、新規注文が約定した場合にのみ、有効となります。
IFD注文を使えば、相場をリアルタイムにみていなくても、利食いや損切りのオーダーを入れることが可能です。
OCO注文とは?2つの異なる新規注文を同時の行う注文方法で、一方が約定したらもう一方はキャンセル。
OCO注文とは、2つの異なる新規注文を出しておき、一方が約定したらもう一方はキャンセルとなる注文方法で、OCOはOne Cancels Othersの略からきています。
注文方法は買いと買い、買いと売り、売りと売りの3種類で、2つの新規注文ともに指値注文か逆指値注文からの選択となります。
OCO注文では、持ち合い・ボックス相場において、ボックスの上限に近付いたら売り、ボックスの下限に近付いたら買い、というような注文方法に有効です。
⇒【トレンドの詳細を解説】
IFDOCO注文とは?IFD注文とOCO注文と組み合わせた注文方法で、新規注文に対して利食いと損切りそれぞれの注文が可能。
IFDOCO注文とは、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、一つの新規注文に対して利食いと損切りの決済注文を出すものです。
新規注文は指値か逆指値から選択し、決済注文は指値と逆指値両方を設定します。
決済注文新規注文と逆となり(新規注文が買いなら売り、新規注文が売りなら買い)、一方の注文が約定すれば、もう一方の注文は無効となります。
IFD注文での決済注文は利食いか損切りのいずれかしか入れられなかったのに対して、IFDOCO注文ではそのどちらも入れることが可能ですので、リアルタイムに相場が見れなくても安心です。
GTCとは?注文期間で選択可能で、キャンセルするま注文が有効となる無期限注文。
注文をする際の期間選択で、当日、期間指定に加えてGTCというものを設定している場合あります。
GTCとは、Good Till Cancelの略で、キャンセルするまで注文は有効、つまり無期限の注文ということになります。
GTCは損切り注文やターゲットの利食い価格があれば利食い注文を入れておく際に使います。
まとめ
IFD、OCO、IFDOCO、GTCとアルファベット表記のため難しいと思われがちですが、それぞれが意味する単語を知れば、覚えやすいと思います。
どれも有効な注文方法ですので、自分にトレードにあったものを選んで使ってみてください。
証券会社によってはこれらの注文方法ができない場合がありますので、確認してみてください。
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