日本を代表する株価指数に日経平均株価があるように、世界を代表する株式市場であるニューヨーク証券取引所には、ダウ平均株価があります。
すごく有名な指標なので、ほとんどの人が名前は聞いたことあるでしょう。
ここではダウ平均株価についてみていきたいと思います。
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目次
ダウ平均株価(NYダウ)とは?正式名称は?構成銘柄はわずか30銘柄と、日経平均株価の225銘柄より大幅に少ない。
ダウ平均株価(NYダウ)の正式名称はニューヨークダウ工業株30種平均指数(ダウ平均株価)で、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表する、世界で最も有名な株式指数です。
1896年に12銘柄としてスタートした歴史の長い指標で、その後1916年には20銘柄、1928年には30銘柄と拡大しました。
以下の表は構成銘柄をアルファベット順に並べたもので、世界的に有名な大企業が名を連ねています。
ゼネラル・エレクトリック(GE)はスタート当初からダウ平均株価の構成銘柄となっています。
ダウ平均株価の銘柄はニューヨーク証券取引所(NYSE)だけでなく、NASDAQからも4銘柄採用されていますので、日経平均株価の東証一部のみとは異なります。
ダウ平均株価の構成銘柄は定期的に見直しが行われます。
ダウ平均株価の構成銘柄になることは企業のブランド力を大きく上げますが、わずか30銘柄と非常に狭き門となっています。
日本の株式市場の代表的な指数である日経平均株価が225銘柄であるのと比較しても、ダウ平均株価の構成銘柄の少なさは際立ちます。
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ダウ平均株価(NYダウ)の計算・算出方法とは?日経平均株価と同じく単純平均株価方式。構成比率や除数は?
ダウ平均株価の計算・算出方法は、日経平均株価と同じく単純平均株価方式と呼ばれるものです。
つまり、構成する30銘柄の株価の合計を除数で割ったものとなります。
ダウ平均株価 = 対象30銘柄の株価の合計 ÷ 除数
単純平均株価方式のため、株価の高い銘柄の影響力が強く、トップのボーイングの構成比率は9.3%となっています。
以下の表は構成銘柄を構成比率順に並べたものです。
ボーイングの構成比率が大きいのは、日経平均株価でファーストリテイリングの構成比率が高いのと同じ状況です。
除数は、銘柄の入れ替えや構成銘柄の株式分割、合併といった株価に影響を与えるイベント毎に見直しを行います。
2018年5月2日現在のダウ平均株価の除数は、0.14523397となっています。
3,474.72ドル(対象銘柄の株価の合計) ÷ 0.14523397(除数)= 23,924.98ドル(ダウ平均株価)
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まとめ
米国の株式市場の動向を把握するのに、ダウ平均株価はとても役立ちます。
日本の株式市場も米国市場の値動きに大きく影響を受けますので、ダウ平均株価には注目してみてください。
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