アメリカで有名な投資手法として、ダウの犬戦略というのがあります。
実績のある投資手法で参考にできる部分も多いですので、ここではダウの犬戦略についてみていきたいと思います。
⇒【ダウ平均株価の詳細を解説】
ダウの犬戦略とは?アメリカで有名な投資手法。
アメリカで有名な投資法にダウの犬戦略と呼ばれるものがあります。
その投資方法をみていきたいと思います。
① ダウ平均株価の構成30銘柄を配当利回りの高い順に並べ、上位10社に同じ金額を均等に投資します。
② 1年後、再度配当の高い順に並べ、投資済み銘柄で上位10社に入らなかった銘柄は売却、代わりに新規で上位10社に入った銘柄の投資をします。
③ ②を毎年繰り返しながら、銘柄の入れ替えを行います。
ダウの犬戦略はダウ平均株価を上回るパフォーマンスになることが多く、アメリカで有名になりました。
⇒【ダウ平均株価の詳細を解説】
ダウの犬戦略を日本の株式市場で実践するとしたら? その投資例とは?
ダウの犬戦略を日本の市場で実践したらどうなるか、気にならないでしょうか?
ここでは日本市場で実践する場合の投資例を考えていきましょう(他にもやり方はありますので、あくまで参考まで)。
日経平均株価の構成は225銘柄とダウ平均株価の構成30銘柄より多いため、厳密には比較できませんが、指標としては日本で一番有名な日経平均株価を使いたいと思います。
銘柄の選定は、より優良な銘柄を選定するために大型株100社から選定したいと思います。
2017年4月からスタートする際のルールは以下の通りとします。
① 投資期間は4月第一営業日から翌年3月最終営業日とし、1年目は2017年4月3日始値から2018年3月30日終値とする。
② 1年目の資金は最大1億円とし、投資金額を決定する。2年目以降の資金は前年度の投資金額と損益の合計(※1)から前年最終営業日の株価をベースに購入予定株数を決定し、その年度の第一営業日に買付を行う。
③ 2017年3月31日終値時点の、大型株100銘柄を配当利回りの高い順に並べ、上位10社にほぼ同じ金額の投資となるよう購入株数を調整して投資する。
④ 2018年3月30日終値時点で、再度大型株100銘柄を配当利回りの高い順に並べ、購入済み銘柄で上位10社に入らなかった銘柄は2018年3月30日終値で売却する。
⑤ 継続保有銘柄の値洗い、③で売却した銘柄の金額、保有していた10銘柄の配当(※2)の合計が、日経平均株価2017年4月3日始値~2018年3月30日終値のパフォーマンスと比較する。
⑥ ③で売却済みの資金から、ほぼ同じ金額となるよう購入株式数を調整して、上位10社に入った銘柄を2018年4月2日始値で購入する。
⑦ ②~⑤の作業を毎年続けていく。
(※1)
売買手数料、税金などは考慮しないものとする。
(※2)
配当については該当年度の年間の配当を使用し、権利日行使日は考慮しない。また配当金額が確定しない場合においては、計算時点での配当予定金額を使用するものとし、実際の配当と異なる場合がある。
⇒【日経平均株価の詳細を解説】
まとめ
ダウの犬戦略について理解していただけたでしょうか?
アメリカで実績のあるダウの犬戦略が日本の株式市場で高いパフォーマンスをあげられるのか、別の記事でやってみようと思います。
2017年度はすごいパフォーマンスとなりましたので、是非そちらの記事も読んでください!
<こんな記事も読まれています>
⇒【ダウ平均株価の詳細を解説】
この記事へのコメントはありません。