株式投資における損切りの重要性は、何度言っても言い足りないくらい重要です。
損切りができずに相場から退場していく投資家は多いですので、しっかりと損切りを行い、自分の資金を守ってください。
資金があれば利益をあげるチャンスは必ず来ます。
では、損切りの重要性を理解していただいたところで、損切りの目安の考え方、価格の設定の仕方について説明していきたいと思います。
目次
一回あたりの損切り(ロスカット)の目安は?2%の意味を考える。
それでは一回あたりの損切りの目安はどのように考えていけば良いのでしょうか?
これには正解はありませんが、一般的には自分の資金量に対して2%以下、どんなに大きくても5%以下にするのが良いと思います。
2%というと少なく聞こえるかもしれませんが、このくらいが躊躇なく損失を受け入れられる金額でもあります。
また、株式投資では、連続して損切りが続くことも想定して、資金管理を行っていく必要があります。
2%であれば10回連続で損切りしても20%ですので、自分の資金に大きなダメージを与えずに、挽回が可能な数字です(ただし、10回連続で損切りは相当相場環境が悪くない限り、トレード手法に問題がある可能性が高いため、見直しをしたほうが良いです)。
⇒【株式投資の真実とは】
直近の最安値に損切り(ロスカット)を置く理由とは?
実際に損切りを設定する際には、意味のないポイントで損切りをしても効果がありません。
例えばあなたの資金量の2%というのは、あなたの事情であって、相場全体の投資家から見れば重要なポイントではありません。
それでは、どのように損切りを設定していけば良いのでしょうか?
一番おすすめの買いエントリーでの損切り方法は、直近の最安値の下に設定する方法です。
直近の最安値とは、チャート上で重要なポイントで、今までの上昇が否定されるポイントでもあるため、多くの投資家が注目しています。
この直近の最安値を下抜ける場合は、多くの売り圧力によって一気に値を下げる可能性があります。
またその他のやり方としては、移動平均線などのテクニカル指標の下に損切りを置くというのも有効的です。
有名なテクニカル指標は多くの投資家が見ていますので、チャート上意味があるポイントとなります。
損切りについてはこれという正解はありませんが、是非チャート上意味のある価格で損切りを行うようにしましょう。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
エントリー価格と損切り(ロスカット)価格から逆算して株数を調整しよう。
実際に株式投資を行う際に購入する株数は、エントリー価格とチャート上意味のある損切り価格から計算するのがおすすすめです。
例えば、資金量が100万円であり、1回のトレードあたりの損切りを2%とすると2万円になります。
購入する株価が1,000円で、チャート上意味のある損切りポイントが900円だとすると、保有できる株数は以下通りとなります。
20,000円 ÷ (1,000円 – 900円) = 200株
単位株数が100株であれば購入できますが、単位株数が1,000株の場合、この銘柄はリスクが大きすぎるため、見送りとなります。
まとめ
損切りの目安や考え方、参考になりましたでしょうか?
株式投資を行う際には、まずリスク管理をしっかり行うことが重要です。
実際に投資する前に、損切り価格は決めて、資金を守っていきましょう。
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