株式投資を行うには証券会社の口座に入金する必要があります。
ここでは初心者が株式投資を始める際に、必要となる資金量の目安を見ていきたいと思います。
目次
株式投資は100万円以上あるのが理想的?その理由とは?
株式投資を始めるにあたっての必要資金は、取引する銘柄や株数によって異なるため、一概にいくら必要とは言えません。
少ない資金でも始められますが、購入できる銘柄や同時に保有できる銘柄数が限られてしまうため、100万円以上あると良いと思います。
日本の証券取引所に上場している会社の数は3,614社(2018年4月20日現在)です。
全ての会社の株をチェックするのはなかなか難しいとは思いますが、資金が少ないと買いたい銘柄が買えずに、チャンスを逃してしまうこともあります。
また、全ての資金を一つの銘柄に投資するのはリスクが高いため、できれば有望な複数の銘柄に分散して投資した方がリスク管理の観点からは良いです。
どんなに有望な銘柄も100%上がるということはありません。
⇒【株式投資の真実とは】
株式を購入する際に必要な資金の計算方法。
株式を購入する際に必要な資金を計算するためには、「株価」と「単位株数」を見る必要があります。
例えば株価が1,000円、単位株数が100株であれば、必要資金は1,000円 X 100株 =100,000円となります。
もし100万円あれば、資金的にはこのような銘柄を10個買うことが可能ですので、分散投資をすることが可能となりますし、もう少し必要資金が高額の銘柄も複数購入できたりと、選択肢は広がります。
⇒【株式の注文の流れを解説】
100万円ないと株式投資は始められない?少額資金でも株式投資を始める方法を紹介。
100万円用意できないからと言って株式投資ができないわけではありません。
必要資金が少ない銘柄を探して取引することもできますし、ミニ株といって単位株数の1/10で取引できる銘柄もあります(取扱いは証券会社によって異なるので、要確認)。
ミニ株ですと先ほどの必要資金の例を使って計算すると、必要資金は1,000円 X 10株 =10,000円となります。
また、リスクが高く初心者にはおすすめしませんが、信用取引(現金や保有株式を担保にして、証券会社からお金や株を借りて取引すること。担保額の約3倍までの取引が可能)もあります。
信用取引を利用すれば、30万円用意すれば、約100万円の株式を売買することが可能です。
⇒【信用取引の詳細を解説】
初心者が株式投資で失敗しないための資金の考え方。
もし初めて株式投資を始めるのであれば、最初から用意できた資金全てを使って取引するのはおすすめしません。
まずは安価な株価の銘柄を最低単位株数で取引したり、ミニ株を利用したりしてリスクを少なくして株式投資に慣れると良いでしょう。
目先の利益を求めるあまりに、最初から大きな資金で取引をして資金を失う人は多いです。
初めて株式投資を行うと、日々の値動きに振り回されてしまい、正常な判断ができない人も多いです。
相場はこの先もずっとありますので、焦らずにしっかり練習をして、慣れてから本格的に株式投資を始めて下さい。
まとめ
ある程度資金があったほうが、購入できる銘柄の選択肢が広がったり、分散投資ができたりとチャンスは大きくなります。
ただ資金が無いからといって株式投資ができないわけではありませんので、あなたの予算に応じた売買を検討していきましょう。
自分の資金に対して大きな金額を株式投資に使うのはやめてください。
正常な判断ができなくなり、損をする可能性が高くなります。
余裕資金で株式投資を行いましょう。
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