東芝、債務超過解消で上場維持へ。2018年3月期決算は8,040億円で4期ぶり黒字。

6502 東芝は本日2018年5月15日に2018年3月期決算を発表し、純利益は8,040億円と4期ぶりに黒字でした。

また純資産はプラスになり、懸念されていた東京証券取引所での上場は維持されることになりました。

ここでは東芝の決算の内容と株価の動きについてみていきたいと思います。

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東芝、2018年3月期純利益は8,040億円で純資産はプラスへ。2019年3月期純利益は1兆700億円を見込む。 

東芝の2018年3月期決算は以下の通りです。

当期純利益は前期の▲9,657億円から8,040億円に黒字転換、2月14日に発表した業績予想対比でも+2,840億円と予想を上回る内容となりました。

純資産は約6,000億円の増資、約5,300億円の事業改善などが貢献し、前期の▲2,757億円から10,107億円へと債務超過を解消しています。

2019年3月期の純利益は前期比+33.1%の1兆700億円と好調な決算を見込んでいます。

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東芝の株価は決算発表を受けて上昇。上昇トレンド転換できるか? 

東芝の決算発表を受けて、2018年5月15日の株価は前日比+10円(+3.5%)の299円で引けています。

それでは東芝の日足チャートを見てみましょう。

引き続き安値圏での推移は続いており、移動平均線は10日(ピンク色)、25日(緑色)、75日(水色)全てが下向きと下降トレンドになっています。

本日の引けで株価は10日と25日移動平均線は上抜けてゴールデンクロスを完成していますので、今後4月20日安値284円を維持したまま、75日移動平均線を上抜けて上昇トレンドを形成できるか注目です。

2019年3月見通しでのPER(株価収益率)は1.8倍とかなり低い水準にあることも、収益性から見た株価は割安となっています。

PBR(株価純資産倍率)は債務超過解消により1.9倍となっています。

⇒【移動平均線の詳細を解説

⇒【PERの詳細を解説

⇒【PBRの詳細を解説

まとめ 

予想を上回る決算となった東芝、債務超過も解消され今後の業績改善や株価上昇が期待されます。

2019年3月期も増益見込みでPERはかなり低い水準となっていますので、注目してみると面白いかもしれません。

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