九州電力は太陽光発電の一時的な発電停止を依頼する可能性があることが明かになりました。
九州が日照条件が良いため、太陽光発電が活発に行われていますが、電力の消費が落ち込む秋と春には、電力供給が増えすぎると大規模な停電につながる恐れがあります。
ここでは九州電力の太陽光発電の一時的な発電停止検討、株価の動きについてみていきたいと思います。
⇒【コンコルディアFG2018年9月以降株価上昇の可能性は?】
九州電力、太陽光発電の一時的な発電停止の可能性。その理由とは?
九州は太陽光発電が活発に行われており、2018年4月には九州電力の管轄内の消費電力のうち、80%以上が太陽光発電による電力で供給されたこともありました。
現在でも太陽光発電を行う投資家や事業者は増えており、今後も発電量の増加が見込まれています。
電力消費が落ち込む秋や春には、電力需要を超えて発電量が増え続けると、電気の周波数の変動のよって大規模な停電につながる恐れがあります。
そのため九州電力は、自社の火力発電を抑えたりしながら、電力需給の調整を行ってきましたが、供給力が増え続ければ調整が難しくなり、太陽光発電の一時的な発電停止を依頼する可能性が高まっています。
もし実施されれれば、離島を除いては国内ではじめてのケースとなります。
また九州電力自身の電力供給量が増加していることも背景にあります。2018年には佐賀県の玄海原発を再稼働し、原子力発電が4基体制となっています。
九州電力、株価上昇・下落の可能性は?
九州電力の株価の動きについてみてきたいと思います。以下は九州電力の日足チャートです。
2018年の九州電力の株価は上昇に転じる場面もあったものの、ほぼ横ばいでの推移となっています。
2月9日には年初来安値となる1,129円を付けたあと上昇に転じ、5月8日には年初来高値となる1,394円を付けました。
その後は下落に転じ、現在は1,250円前後での推移となっています。
テクニカルには4本の移動平均線が横ばいとなっており方向感が掴みずらい展開です。
現在の株価は25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)の下での推移となっており、またデッドクロスも完成していることから、下落に向かいやすいチャートと言えるでしょう。
目先は8月22日安値1,217円を維持できるかがポイントとなります。ここをした抜けするようだと、6月25日安値1,197円がターゲットとなってきます。
一方で25日移動平均線と75日移動平均線を突破できれば、株価は上昇に向かう可能性が高くなります。その場合は7月27日高値1,347円を回復できるかに注目です。
現時点では方向感が掴みにくくなっているので、どちらの方向に動くのか様子見し、動いた方向についていくのが良いでしょう。
九州電力2018年9月以降株価上昇・下落の可能性まとめ
九州電力が離党を除いては国内はじめてとなる太陽光発電の一時的な発電停止に踏み切るのか注目が集まっています。
株価は方向感がない状況が続いていますので、上昇・下落どちらにも動く可能性はありそうです。
様子見をしながら、動いた方向についていくのが良いと思います。
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