大人気テーマパーク「東京ディズニーランド(TDL)」と「東京ディズニーシー(TDS)」を運営するオリエンタルランドが、ファストパスのデジタル化を検討していることが明かになりました。
ファストパスのデジタル化でアトラクション待ち時間の短縮に繋がるのでしょうか?
ここではファストパスのデジタル化、オリエンタルランドの株価の動き、決算についてみていきたいと思います。
目次
ディズニーファストパスをデジタル化へ。2022年導入目指す。
オリエンタルランドは2020年にTDL、2022年にTDSの大型拡張を予定しており、2022年にファストパスのデジタル化導入を検討しています。
現在のファストパスは紙での発行となっており、取得するためにはアトラクション近くの専用の機械までいく必要があります。
広い園内を移動するのには時間がかかるため、ファストパスをスマホなどで取得できるようになれば、移動時間の削減や効率的にファストパスを取得することができるため、顧客満足度が向上することが期待されます。
また現在ファストパスはキャストと呼ばれるスタッフが目視で確認して回収を行っているため、デジタル化を実現すれば人員削減でき、時間削減にも貢献する可能性が高いでしょう。
オリエンタルランド上場来高値更新なるか?
オリエンタルランドの2018年8月17日の株価は、前日比▲85円(▲0.7%)の11,730円で取引を終了しています。以下はオリエンタルランドの日足チャートです。
2018年のオリエンタルランドの株価は上昇トレンドを形成しています。
8月8日には上場来高値となる12,470円を付けており、現在は調整している段階です。
テクニカルには25日移動平均線(緑色)を下抜けしているものの、ここ最近は75日移動平均線(水色)が強いサポートとなっており、今回も下げ止まるかがポイントとなります。
75日移動平均線で反発し、25日移動平均線を超えてくるようであれば、再度上場来高値を目指す展開となる可能性が高いでしょう。
反対に75日移動平均線を下抜けして、7月4日安値11,205円を下回るようであれば、トレンドが転換して下落に転じる可能性が高くなるので、注意が必要です。
オリエンタルランド2019年3月期決算見通しは?
TDLとTDSの来客数は5年連続で3,000万人を突破し、好調さを維持していますが、アトラクションの待ち時間に対する不満は根強く、待ち時間の短縮が望まれています。
今後の大型拡張を控え、来客数をさらに伸ばすためには、ファストパスのデジタル化などで待ち時間短縮が重要となってくるでしょう。
2019年3月期のオリエンタルランドの決算見通しは、売上高が前期比+4.5%の5,008億円、経常利益が前期比+2.8%の1148億円、当期純利益が前期比▲1.4%の800億円となっています。
オリエンタルランド2018年9月以降株価上昇・下落の可能性まとめ
ディズニーでのファストパスデジタル化は、多くの人が望んでおり、待ち時間短縮につながると期待されています。
オリエンタルランドの株価は上場来高値を更新しており、現在の調整が絶好の買い場となるのか注目です。
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