2017年にテンバガーを達成したペッパーフードサービス。その要因となったのが「いきなりステーキ」で、日本ではついに300店舗を達成しました。またアメリカでも店舗数を増やし、今後の拡大が期待されます。
ここではペッパーフードサービスの株価の動き、国内外の出店動向、決算についてみていきたいと思います。
目次
ペッパーフードサービス株価上昇の可能性は?国内300店舗達成の影響は?
2018年8月7日のペッパーフードサービスの株価は、前日比+180円(+4.6%)と大幅に上昇し、4,120円で取引を終了しています。以下はペッパーフードサービスの日足チャートです。
2018年のペッパーフードサービスの株価は、下降トレンドを形成しており、7月23日には年初来安値となる3,445円を付けました。現在は安値から上昇しています。
テクニカルには25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)は下向きとなっており、下落に要注意なチャートとなっています。10日移動平均線(ピンク色)は上向きで、25日移動平均線とゴールデンクロスを完成していますので、ここから上昇に向かえるか注目です。
本日の大幅上昇で株価は25日移動平均線を突破。目先は25日移動平均線が下値のサポートとなれば、上昇トレンドに転換する可能性はありそうです。
「いきなりステーキ」国内300店舗達成も、既存店売上高は前年割れ続く。アメリカでは好調で、新規出店拡大へ。
「いきなりステーキ」は2018年8月9日にニトリ富士吉田店をオープンする予定で、記念すべき300店舗目の出店となります。4月の既存店売上・客数が前年割れとなり、そこから3ヶ月連続で前年割れと今後の成長に向けて不安材料となっています。
国内店舗数は毎月10店舗を超えるペースで出店し、300店舗を達成しましたが、新規出店に依存していくビジネスモデルでは、どこかで限界を迎えます。
国内では苦戦する「いきなりステーキ」ですが、ステーキの本場アメリカでは好調な状況が続いています。2017年2月にニューヨークに1号店をオープンし、2018年8月3日には9店舗目をオープンしました。今後も出店は加速していく予定で、最終的には全米で1,000店舗を目指すとのことです。
国内での成長が鈍化している中、海外展開でカバーできるのかに注目が集まります。
⇒【ぐるなび楽天との業務提携で株価ストップ高。今後上昇の可能性は?】
ペッパーフードサービス2018年12月決算見通しは?通期見通し達成は厳しい状況も、配当は20円増配へ。
「いきなりステーキ」を運営するペッパーフードサービスの2018年12月期決算見通しは、売上高が前年比+73.7%の629億円、当期純利益が前期比+88.5%の25億円を見込みます。
7月30日に発表した上半期決算では、純利益が7億円と通期見通しに対する進捗率は28.5%と苦しい状況となっています。既存店売上高減少が続いている中、通期見通し達成は簡単ではなく、今後の戦略に注目が集まります。
尚、年間の配当は従来の10円から30円に増額することを発表しました。
ペッパーフードサービス2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ
ペッパーフードサービスの株価は、「いきなりステーキ」の成長に陰りがみえはじめ、安値圏での推移となっています。通期業績達成も危ぶまれる中、2018年下半期で挽回できるのか、注目です。
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