4680 ラウンドワンが2018年6月7日に5月売上速報を発表し、前年実績を下回ったことから翌日6月8日の株価は大幅下落となりました。
ここではラウンドワンの売上速報の詳細や株価の動きなどをみていきたいと思います。
目次
ラウンドワン、既存店売上高前年割れ。その詳細内容や理由とは?ゴールデンウイーク日数が影響?店舗数は?
ラウンドワンが発表した2018年5月の既存店売上高は、前年比▲2.0%となりました。
ラウンドワンが運営する全てのセグメント(ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポッチャ、その他)でマイナスとなり、特に落ち込みが大きかったのがカラオケ▲3.8%、ボウリング▲3.5%の2つです。
前年比マイナスとなった要因は、ゴールデンウイークの日数が1日減少したからであり、それを考慮すると実態は+1%前後とのことです。
引用:第39期(2019年3月期)5月の売上の状況に関するお知らせ(速報)
ラウンドワンの店舗数は2018年5月末現在で105店舗、そのうち2014店舗を既存店として集計している。
ラウンドワン、既存店売上高前年割れ。2019年3月期決算見通しの詳細と進捗状況は?
ラウンドワンの2019年3月期の売上状況は、二か月が経過して前年比+0.8%となっている。
引用:第39期(2019年3月期)5月の売上の状況に関するお知らせ(速報)
2019年3月期決算見通しは、売上高が前期比+5.7%の1,014億円、当期純利益が前期比▲24.9%の63億2,000万円を見込んでいる。
減益となる要因は、法人税等の増加が約26億円あることによる特殊要因。
2ヶ月経過時点での通期売上高に対する進捗はビハインドであるが、今後の繁忙期で持ち直せるか注目である。
ラウンドワン、既存店売上高前年割れで株価大幅安。日足チャートのテクニカル分析は?
5月既存店売上高前年割れが発表された翌日のラウンドワンの株価は、前日比▲79円(▲4.1%)の1,860円で引けており、一時1,734円まで下落する場面がありました。
以下はラウンドワンの日足チャートです。
テクニカルには前日まで25日移動平均線(緑色)を上回って推移していましたが、窓開けする形で一気に下抜けしました。
一時的には75日移動平均線(水色)も下抜けましたが、引けにかけては買い戻されています。
まずは75日移動平均線や6月8日安値1,860円を維持できるかがポイントとなります。
1,915円~1,870円は窓開けしたことによって空白の価格帯となっていますので、株価が1,870円を上回ると1,915円近辺までは一気に戻す可能性が高そうです。
週明けの株価の動き次第で、今後の方向性が決まってくるでしょう。
ラウンドワン、既存店売上高前年割れで株価大幅安まとめ
飲食店やアミューズメント業界が発表する5月の既存店売上高は前年割れが続出しており、株価下落の要因となっています。
2019年3月期は円高の影響もあり前期比減益を予想する会社も多いですが、今後回復していけるのか注目です。
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