味の素の2019年1月16日の株価は、前日比+50円(+2.7%)の1,905.5円と上昇して取引を終了しました。同日には塩とコンソメの値上げを発表し、株価への影響が注目されます。
ここでは味の素の株価の値動きと、値上げについてみていきたいと思います。
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味の素株価の値動き
2018年の味の素の株価の値動きは6月13日の2,188円の年初来高値を付けた後下落に転じ、10月30日には1,776.5円の年初来安値を付けました。その後は12月14日に2,029円まで上昇するも、再び下落して2,000円を割り込んでいます。
テクニカルでは移動平均線をみると方向感が無くなってきており、ここからの値動きに注目です。現在は75日移動平均線(水色)まで上昇してきており、ここを上抜けすることができるのかがポイントです。
上抜けすることができれば再び2,000円を目指す可能性はありますが、レジスタンスとなってしまうと再度年初来安値を目指す可能性も否定できません。
味の素、塩とコンソメを値上げへ
味の素は2019年4月1日出荷分から塩とコンソメの値上げをすることを発表しました。値上げの理由は製造費や原材料費の高騰であり、約11年ぶりの値上げとなります。塩は13品種の出荷価格を約5%~10%値上げ、コンソメは12品種を約7%~11%値上げします。
食品メーカーの値上げが相次いでおり、どのような影響が出るのか注目です。
味の素決算見通し
味の素の2019年3月期決算見通しは、売上高が前期比+0.4%の1兆1,552億円、当期純利益は前期比▲9.5%の550億円と減益見込みとなっています。
商品値上げの影響が出るのは2020年3月期決算ですが、増益見込みとなるのか注目です。
まとめ
味の素の株価は安値圏で方向感のない展開が続いており、上昇に向かうのか、それとも年初来安値更新を目指すのか重要な局面を迎えています。
そんな中2019年4月1日出荷分から塩とコンソメの値上げを発表。減益決算を見込んでいる中で、来期以降挽回していくことができるのか注目です。
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