2018年11月19日の日産自動車の株価は前日比▲4.5円(▲0.4%)の1,005.5円で取引を終了しましたが、引け後にカルロス・ゴーン会長の逮捕報道が出ると、PTS(私設市場)の18時15分時点での株価は終値対比▲52.5円(▲5.2%)の953円まで下落しています。
ここでは日産の株価の動き、カルロス・ゴーン会長逮捕報道についてみていきたいと思います。
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日産2018年の株価の動き
2018年の日産の株価は、1月29日に1,197円の年初来高値を付けた後下降トレンドを形成し、10月25日には年初来安値となる974.6円を付けました。
その後は上昇して1,000円を回復していますが、今回のカルロス・ゴーン会長逮捕報道を受けて、年初来安値を更新していく可能性は高そうです。
PTSでは953円まで下落しており、11月20日にどこまで下落するのか注目が集まります。
日産の株価のテクニカル分析
日産の株価のテクニカルは全ての移動平均線が下向きとなっており、下落しやすいチャートです。
年初来安値を更新すれば下落が加速する可能性があり、その後上昇に転じたとしても10日移動平均線(ピンク色)・25日移動平均線(緑色)・75日移動平均線(水色)がレジスタンスとなる可能性は高く、上昇に転じるには時間を要しそうです。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
日産の株の買いエントリー
日産の株価はしばらく安値を模索する展開が続きそうなため、新規の買いは見送った方が良いでしょう。
まずはどこまで下げるのかを見極めて、反発を確認してから新規の買いエントリーを検討することをおすすめします。
日産カルロス・ゴーン会長逮捕容疑
カルロス・ゴーン会長は2018年11月19日、報酬を過少申告していた疑いで東京地検特捜部が事情聴取したと報道されました。
有価証券報告書に嘘の記載をした疑いがあり、過少申告の金額は数億円単位にのぼるとみられています。
東京地検は日産本社を捜索し、容疑が確定次第カルロス・ゴーン会長を逮捕する方針です。
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まとめ
日産のカルロス・ゴーン会長逮捕は報酬を過少申告した疑いが浮上し、容疑が確定次第逮捕される見込みとなっています。
11月20の株価は年初来安値を更新する可能性が高く、しばらくは下値を模索する展開が続きそうです。
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