東証一部に上場するアイロムグループの株価が、ここ2日間で大きく動いています。
出来高も急増しており注目が集まっているのは確かですが、今後も値動きの荒い展開が続く可能性が高く、トレードするには最新の注意を払う必要があります。
ここではアイロムグループの株価の値動きについてみていきたいと思います。
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アイロムグループ株価上昇・下落の可能性は?
2018年10月26日のアイロムグループの株価は、前日比▲224(▲11.3%)の1,750円と大きく下落して取引を終了しました。
前日の10月25日は前日比+31円の1,974円で取引を終了しましたが、取引中には一時2,310円まで上昇しています。
2018年のアイロムグループの株価は、年初は2,000円近辺で推移していましたが、3月に入ると一気に急騰し、3月7日には年初来高値となる3,545円を付けました。
しかしながらその後は下落に転じ、8月13日には年初来安値となる1,585円を付け、現在はそこからの回復を試している段階です。
テクニカルには全ての移動平均線が横向きとなっており方向感のない展開となっていますが、株価はまだ200日移動平均線(オレンジ色)の下で推移しているため、下落が継続しやすい形となっています。
10月25日にはヒゲベースでは200日移動平均線を上抜けたものの、引けにかけては上げ幅を大きく縮小しており、また10月26日には10日(ピンク色)・25日(緑色)・75日(水色)の3本の移動平均線を下回っており、今後さらなる下落を警戒した方が良いでしょう。
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アイロムグループは仕手株?2019年3月期決算見通しは?
アイロムグループはTwitter上でフォロワーが多いインフルエンサーが注目銘柄として取り上げたことで一気に注目度が高くなっていますが、今後仕手株として多くに資金が投入され、値動きが荒い展開になる可能性があるため注意が必要です。
アイロムグループの2019年3月期決算見通しは、売上高が前期比+33.4%の115億円と大幅な増収となっていますが、当期純利益は前期比▲55.1%の7億円の大幅な減収となっています。
決算見通しから考えると株価が大きく上昇する要因は見当たりません。
時価総額は205億円と小さすぎるというわけではありませんが、仕手株として狙われない金額というわけではありません。
連結PERは29.2%、連結PBRは3.6倍と小型株としては高い水準ではないものの、ここから株価が大きく上昇していくような材料は見当たらず、注意が必要です。
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まとめ
アイロムグループはここ2日間で出来高が一気に上昇し、値動きの荒い展開となっています。
Twitter上で大きな注目を集めていますが、決算的には株価が上昇する要因は見当たらず、仕手株として今後上昇していく可能性があるかもしれません。
しかしながら、短期的には株価が上昇したとしても、その後一気に下落する可能性が高く、リスクが高いので安易に手を出さない方が良いでしょう。
今後の値動きに注目です。
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