伊藤忠の株価は2018年10月2日に年初来高値となる2,302.5円を付け、今後もさらなる上昇が期待できそうです。
年初来高値更新のきっかけとなったのは2019年3月期決算の上方修正で、この時期のに修正したことを考えると今後の上振れの可能性もありそうです。
ここでは伊藤忠の株価、業績についてみていきたいと思います。
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伊藤忠、決算上方修正で年初来高値更新へ
伊藤忠の10月2日の株価は前日比+14.5円(+0.7%)の2,239.5円で取引を終了しました。
取引中には2,302.5円を付け、1月15日の年初来高値2,254円を大幅に更新しました。
2018年の伊藤忠の株価は1月15日に年初来高値を付けた後、レンジ内での横ばいが続いていました。
8月16日にはレンジを下抜けして年初来安値となる1,854円を付けその後の下落が懸念されましたが、そこからは上昇に転じて年初来高値更新となっています。
テクニカルには10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)が上向きとなっており、25日移動平均線と75日移動平均線(水色)がゴールデンクロスを完成したことから、今後も上昇が続きやすいチャートの形状となっています。
短期的には上昇が急激だった影響を受けて、利食いの売りに押される可能性はありますが、絶好の押し目買いのポイントとなる可能性がありますので、注目していくと良いでしょう。
引き続きの年初来高値更新に期待です。
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伊藤忠2019年3月期決算上方修正、配当も増額へ
伊藤忠は2018年10月1日13時に、2019年3月期決算の上方修正を発表しました。
当期純利益は従来予想の4,500億円から5,000億円に修正し、過去最高益を大幅に更新する見込みです。
原油を中心とした資源高や円安が追い風になっていますが、この段階で決算を上方修正するということは相当確度が高く、今後も上振れする可能性はありそうです。
また配当についても従来予想の74円から83円の増配し、下限保証することを発表しました。
伊藤忠の連結PER(株価収益率)は6.9倍、連結PBR(株価純資産倍率)は1.3倍と依然として割安な水準にあります。
配当利回りについても3.7%と魅力的な水準で、今後も買いが集まりやすい状況にあると言えるでしょう。
伊藤忠社員のボーナスも過去最高へ
総合商社のボーナスは業績連動のため、過去最高益を更新し大台の5,000億円に乗せた伊藤忠社員の来年のボーナスは、かなりの金額になりそうです。
色々な情報から総合的に判断すると、2019年のボーナスは少なくとも15ヶ月分、多ければ20ヶ月分近くでる可能性もありそうです。
ただでさえ給料の高い総合商社ですが、業績好調も後押しして年収はさらに伸びていくことでしょう。
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まとめ
伊藤忠の株価は年初来高値を更新しましたが、今後も上昇していく可能性が高そうです。
この時期に決算の上方修正をしたということは、達成の確度は相当高く、今後の資源や為替の値動き次第ではさらなる上振れが期待できるかもしれません。
株価の上昇が急激なため、一時的には利食いの売りが出る可能性はあります。
絶好の買い場となる可能性がありますので、注目していきましょう。
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