猛暑の影響で2018年7月のエアコン出荷台数が、過去最高となったことがわかりました。
エアコン販売好調を受け、大手家電量販店の株価にはどのような影響が出たのでしょうか?
ここではヤマダ電機、ビックカメラの2社の株価の動きについてみていきたいと思います。
⇒【猛暑で株価上昇は期待できるのか?売上が増加する商品や銘柄は?】
目次
2018年7月エアコン出荷台数過去最高を更新。
2018年7月に出荷された家庭用のエアコン台数は、前年同月比+10.9%の176.3万台と、5年振りに過去最高を更新しました。金額ベースでは前年同月比+12.2%の1,379億円。
今までの過去最高は2013年7月の139.8万台でした。
7月は1年でエアコンが一番売れる時期ではありますが、今年は記録的な猛暑によって、1部屋に1台エアコンを設置する流れが加速して、過去最高を更新。
年度累計では消費税増税前の駆け込み需要があった2013年度を超える可能性も出てきています。
⇒【ジャストプランニング、インサイダー取引や仕手株の可能性は?】
ヤマダ電機2018年9月以降株価上昇・下落の可能性は?PER・PBR・配当利回りは?
それではエアコンの好調な売り上げは、大手家電量販店の株価にどのような影響を与えるのでしょうか?まずはヤマダ電機についてみていきたいと思います。
2018年のヤマダ電機の株価は、下降トレンドを形成しており、8月3日には年初来安値となる519円を付けました。その後はやや回復してますが引き続き安値圏での推移となっており、8月22日の株価は前日比▲2円(▲0.4%)の537円で取引を終了しています。
テクニカルには10日・25日・75日と3本の移動平均線が下向きとなっており、引き続き安値を探る展開が続きそうです。
8月3日安値519円を維持したまま、上昇に向かえるのか注目です。
ヤマダ電機の連結PERは9.6倍、連結PBRは0.7倍とかなり割安な水準となっています。配当利回りも3.2%と高い水準です。
ビックカメラ2018年9月以降株価上昇・下落の可能性は?PER・PBR・配当利回りは?
続いてビックカメラの株価についてみていきたいと思います。
2018年のビックカメラの株価は、方向感のない展開が続いていましたが、ここにきて下落に向かい、8月21日には1,395円と年初来安値を更新しました。8月22日の終値は前日比+22円(+1.6%)の1,435円となっています。
テクニカルには10日・25日・75日と3本の移動平均線が下向きとなっており、相当弱いチャートとなっています。
引き続き安値を探る展開となることが予想され、2017年11月16日に付けた安値1,344円を目指す可能性が高いです。
ビックカメラの連結PERは16.5倍、連結PBRは2.0倍となっています。配当利回りは0.8%。
⇒【PERの詳細を解説】
ヤマダ電機・ビックカメラ2018年9月以降株価上昇・下落の可能性まとめ
猛暑の影響でエアコンの販売台数は過去最高を更新したものの、大手家電量販店の株価は苦戦している状況です。
ヤマダ電機・ビックカメラ両社ともチャート的には弱く、今後年初来安値を更新していく可能性が高そうです。
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