スルガ銀行のシェアハウス向け不正融資も問題で、他行も巻き込んでいたことが明かになりました。被害にあったのは東京スター銀行で、スルガ銀行から虚偽の説明を受けて、シェアハウス向け融資を実行しました。
ここではスルガ銀行の虚偽説明、東京スター銀行のシェアハウス向け融資、スルガ銀行の株価についてみていきたいと思います。
目次
東京スター銀行、スルガ銀行に欺かれてスマートデイズにシェアハウス不動産向け融資を実行。
毎日新聞の取材でスルガ銀行は他行を騙して、シェアハウス向け融資をさせていたことがわかりました。被害を受けたのは東京スター銀行。
2017年秋にシェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズから依頼を受けた専務執行役員が、スマートデイズを支援するという虚偽の説明を東京スター銀行に行った。
東京スター銀行はスルガ銀行の専務執行役員の虚偽の説明を信じ、スマートデイズに約3億円の融資を実行しました。
スマートデイズはシェアハウス「かぼちゃの馬車」のオーナーに対してサブリース契約で家賃を保証していましたが、昨年末から保証家賃の減額、2018年1月には家賃の支払いができないという通知を行い、銀行へのローン返済ができないオーナーが続出しました。
スマートデイズは2018年5月に破産申請を行ったため、オーナーは融資を実行したスルガ銀行を相手に融資条件の見直し交渉を行うとともに、自力での再生を試みてはいますが、厳しい状況。中には自己破産したオーナーもいます。
東京スター銀行が融資した分についても同様の問題に直面していると思われます。
スルガ銀行、男性社員が顧客預金を不正に流用。金融庁は不動産業務の一部停止の方向で検討へ。
スルガ銀行は2018年8月14日に40歳の男性社員が、顧客の定期預金約1億6,500万円を不正に解約し、融資先に流用するという不祥事が発生したことを発表していました。男性社員は懲戒解雇処分となっています。
金融庁はシェアハウス不正融資問題に加えて、社員による定期預金の流用、東京スター銀行への虚偽説明と問題が続出しており、スルガ銀行に不動産融資業務の一部停止命令をする方向で検討に入っている模様です。
業務の一部停止では軽すぎるとの意見もあり、今後も追加で問題が出てくるようであれば、さらに重い処分になる可能性もあります。
スルガ銀行年初来安値更新へ。600円に向けて下落か?
スルガ銀行の2018年8月15日の株価は、前日比▲35円(▲4.3%)の776円と大きく下落して取引を終了しています。取引中には年初来安値となる766円を付け、3営業日連続で年初来安値更新となっています。以下はスルガ銀行の日足チャートです。
テクニカルには3本の移動平均線が下向き、10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)はデッドクロスを完成、年初来安値も更新していることから、更に下落していく可能性が高そうです。
以下の記事にも記載した通り、株価は600円に向かって下落していく可能性はありそうです。
スルガ銀行、東京スター銀行に虚偽説明、スマートデイズに3億円のシェアハウス向け融資まとめ
スルガ銀行の不正融資問題では、東京スター銀行も巻き込んでいるという驚きの内容が明かになりました。先日には社員の預金不正流用があり、不祥事が続いているスルガ銀行。今後金融庁から行政処分を受けるのは確実で、株価は更に下落していく可能性が高そうです。
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