ツルハホールディングスは2018年8月2日に福島県にグループ2,000店舗目となる店舗を出店しました。今後も積極的に出店を進めて、店舗数を拡大していく方針です。
ここではツルハホールディングスの店舗拡大戦略、業績や株価への影響をみていきたいと思います。
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目次
ツルハホールディングス店舗数拡大の歴史は?北海道での店舗比率、今後の出店計画、決算の見通しは?
ツルハホールディングスは札幌を拠点とするドラッグストアチェーンで「ツルハドラッグ」や「くすりの福太郎」などを展開。2006年頃までは、北海道内の店舗比率は約50%であったが、その後は同業のM&Aを繰り返し、北海道外での出店を積極的に進めていきました。
2018年7月15日時点では、グループでの出店数1,997店舗の内、約20%に相当する389店舗が北海道内となっています。
8月2日に福島県での出店で、グループ2,000店舗目を達成。ドラックストア業界で2,000店舗を達成するのは、ツルハホールディングスがはじめてで、業界最大手となっています。引き続き新規出店を拡大している方針で、2024年5月期にはグループ3,000店舗を目指します。
ツルハホールディングスの2019年5月期連結決算見通しは、売上高が前期比+10.5%の7,436億円、当期純利益が前期比+2.3%の253億円と増収増益を見込んでいます。
ドラッグストア業界とコンビニ業界の比較は?
ドラッグストア業界の店舗数は尚増え続けており、売上は右肩上がりとなっています。今日毎されるコンビニ業界は、2017年に既存店売上高が減少に転じ、新規出店に依存したビジネスモデルに限界が見えつつある中、ドラッグストアはコンビニから顧客を奪っている状況となっています。
ドラッグスストアはコンビニやスーパーマーケットが取り扱えない医薬品で利益を確保しつつ、競合する食料品は安価に販売することで優位性を発揮。消費者の立場としても、飲料を定価で販売するコンビニよりも、ドラッグストアで買い物する機会が多くなっていると思います。
ツルハホールディングス株価上昇の可能性は?テクニカル分析は?
ツルハホールディングスの2018年8月3日の株価は、前日比+40円(+0.29%)の13,620円で取引を終了しています。以下はツルハホールディングスの日足チャートです。
ツルハホールディングスの2018年の株価は方向感なく推移していましたが、5月21日には年初来高値となる16,780円を付けました。しかしながら、その後は一転して下落、7月6日には年初来安値となる13,170円を付けています。
テクニカルには3本の移動平均線が下向きとなっており、株価は25日移動平均線(緑色)より下に位置していることから、下落に向かいやすいチャートとなっています。まずは7月6日の年初来安値13,170円を維持することができるか注目です。そこを割り込むようだと、一気に下落が加速する可能性があります。
ツルハホールディングス2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ
ドラッグストア業界は競合のコンビニ業界よりも好調で、ツルハホールディングスは積極的に店舗数を増やしています。今後も積極的に店舗展開をすすめ、3,000店舗を目指す方針です。
株価は下落に向かいやすいチャートとなっており、更なる下落に注意が必要です。
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