群馬県でコンビニを展開するセーブオンは、全店舗を閉店することを発表しました。群馬県民の心のコンビニと呼ばれたセーブオンの閉店に対しては、多くの悲しみの声が聞かれています。
ここではセーブオン閉店の詳細と閉店後の店舗運営についてみていきたいと思います。
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目次
セーブオン閉店へ。カインズやベイシアを展開するベイシアグループのコンビニ子会社。2014年には600店舗以上へ。
セーブオンは群馬県内で展開する159店舗のコンビニを、2018年8月31日で閉店することを発表しました。2017年1月にローソンと締結したメガフランチャイズ契約にもとづき、閉店後の全店舗はローソンとして運営していくことになります。
セーブオンは1984年に設立されました。ホームセンターの「カインズ」やスーパー「ベイシア」を展開するベイシアグループの子会社で、群馬県や新潟県を中心に出店を行い、2014年には600店舗を突破しました。
その後は大手コンビニの出店ラッシュに押される形で撤退が相次ぎ、2018年8月末でセーブオンは姿を消すこととなります。
セーブオン、ローソンとのメガフランチャイズ契約詳細とは?
セーブオンは2017年1月、ローソンとメガフランチャイズ契約を締結し、セーブオンが展開する503店舗のコンビニを、2018年中に順次ローソンに転換していくことに合意しました。転換後はセーブオンがフランチャイジーとして店舗運営を行っていきます。
対象となる地域は群馬県・栃木県・新潟県・埼玉県・千葉県。セーブオンとローソンは2012年8月からも他の地域で82店舗をローソンに転換した実績があります。
セーブオン、ローソンに転換へ。ローソンの株価の動きとは?コンビニ業界は苦しい状況続く。
大手コンビニチェーンは既存店売上高が前年割れとなり、新規出店に依存していたビジネスモデルも大きな曲がり角に差し掛かっています。セブンイレブンが唯一健闘している状況で、ローソンは苦しい状況が続いています。
以下はローソンの日足チャートです。ローソンの2018年の株価は下降トレンドを形成しており、7月12日には6,350円の年初来安値を付けました。現在はやや値位置を戻していますが、安値圏での推移となっています。
セーブオンのローソンへの転換はフランチャイズ契約となるため、ローソンの業績や株価に与える影響は少なそうですが、セーブオンの強みがある地域での展開によって、シナジー効果が生れるのか注目です。
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セーブオン2018年8月末で閉店しローソンへ転換まとめ
群馬県民にとってセーブオンは昔から馴染みのコンビニであり、閉店を惜しむ声が多いです。セーブオンが発売していたオリジナル商品が継続されるかは、これから協議されます。ローソンへの転換によって、今後どのように生まれ変わるのか、ローソンの経営不振脱却の一歩となるのか、注目です。
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