行員による現金の横領や、死体遺棄の殺人事件と不祥事が相次ぐきらぼし銀行。どちらも信頼を大きく揺るがし事件で、きらぼし銀行へのイメージは悪くなっています。
ここではきらぼし銀行の2件の不祥事の内容と、株価の動きについてみていきたいと思います。
目次
きらぼし銀行行員横領、不祥事の詳細内容とは?着服した金額は3億7.500万円。顧客への返金対応は?
きらぼし銀行の行員が現金を横領する不祥事が発生しました。不祥事を起こしたのは石神井支店勤務の36歳男性行員。2018年7月2日に上石神井支店の顧客が定期預金解約を行おうとしたところ、該当する定期預金が存在しないことが判明し、事件が発覚しました。
事件を起こした行員は、石神井支店及び上石神井支店で取引がある法人2社、顧客4名から、定期預金作成のために作成した普通預金の払戻請求書で現金を引き出しました。法人及び顧客に対しては偽造した定期預金の証明書を渡して、現金を着服しています。
着服した金額は約3億7,500万円と驚くべき金額となっています。着服された法人や顧客に対して返金対応を行うのかは明らかにしていません。事実関係を説明し、警察等の捜査の状況を踏まえて、真摯に対応していくとのことです。
なお、事件を起こした行員は失踪中で、2018年7月8日付けで懲戒解雇処分となりました。
弥谷鷹仁(やたにたかひと)容疑者、妻を殺害し死体遺棄で逮捕。母親の関与は?読み方が難しい?
きらぼし銀行の行員が殺人事件を起こしたという衝撃の事件が起こりました。2018年7月18日、千葉県警はきらぼし銀行に弥谷鷹仁容疑者を逮捕。妻とみられる遺体を茨城県取手市にある実家に埋めたとされています。さらに母親である弥谷恵美容疑者も死体遺棄に関わったとして逮捕されています。
事件は2018年3月4日頃に起こったと見られています。犯行の動機として弥谷鷹仁容疑者は、日ごろの不満がたまり、妻の首を絞めて殺害したと供述しています。夫婦間のトラブルから殺人事件に発展したとして、警察は調査を進めています。
弥谷鷹仁容疑者は、妻を殺害後、妻の行方不明届を出していた模様です。母親がどのような関与をしたのか不明ですが、実家に遺棄したということを考えると、その段階で関与したのでしょうか。
きらぼし銀行、現金横領と殺人事件発覚も株価は上昇へ。
きらぼし銀行を傘下に持つ東京きらぼしフィナンシャルグループ(FG)の株価は、2件の不祥事が発覚した7月以降、株価は上昇しています。以下は日足チャートです。
銀行の信頼を大きく揺るがす、行員による現金の着服と殺人事件がありましたが、株価への影響は見られていません。今後影響があるのか、注目です。
きらぼし銀行、現金横領と殺人事件の不祥事まとめ
短期間で2件の重大事件を起こして、きらぼし銀行の注目度は上がっています。どちらも信じられないような事件ですが、株価は影響を受けることなく、上昇しています。
現金を着服した犯人は逃走中ですので、今後の捜査を見守りたいと思います。きらぼし銀行の決算に影響を与えるようだと、株価にも大きく影響してくることでしょう。
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