株主優待を目的として株式投資を行っている人も多いのではないでしょうか?食品の優待券や金券などがもらえる株主優待はとても魅力的です。
ただ株主優待だけに飛びついて株式を購入しても、優待を使用せずに終わったり、株価が下落して損をしてしまったりと、実際はメリットがないこともあるので注意が必要です。
ここでは株主優待で効率よくお金を貯める方法やポイントを解説していきたいと思います。
目次
株主優待内容、予算、最終売買日を確認。配当がある場合は、合計の利回りで判断するようにしよう。利回りが高ければ人気が高く、株価は下がりにくい。
まずは自分の投資予算から、欲しいと思う優待を探すようにしましょう。本当に必要な優待であるかは、十分に精査する必要があります。
予算内で欲しい優待が見つけられたら、優待を貰える権利が発生する最終売買日を確認して、その日までに株を買うようにしましょう。最終売買日直前は同じく優待目当てに株を購入する人が多くて、株価が上昇する可能性が高いので、少し前から株価を見ながら買付していくのがおすすめです。
また株主優待を出している銘柄でも、配当を出しているという銘柄もあります。その場合は株主優待の内容だけでなく、配当も含めた合計の利回りで計算することが重要になります。配当利回りがあれば、投資した元本を早く回収できるというメリットもありすし、利回りが高ければ個人投資家の人気が高く、株価が下がりにくくなります。
業績が悪い株主優待株は避けるべき。株価下落で優待利回り以上に損失が発生する可能性が高い。
株主優待を狙って株式投資を行っていく場合でも、業績が悪い企業の銘柄は避けたほうが良いでしょう。業績が悪いと株主優待の内容が悪くなったり、廃止されるリスクが高くなります。
また業績が悪化している銘柄は、株価が下落する可能性もありますので、優待ももらえない上に、売買損が出てしまいます。株式投資をするのであれば、どんな目的であるにせよ、業績が悪い銘柄は避けるのが基本となります。
家族で最低単元を持ち合って効率よく株主優待をゲット。複数単元購入して優待と株価値上がり益の両取りも可能に。
株主優待は配当とは違って、保有株数に応じてもらえるものが良くなるとは限りません。多くの場合は、最低単元を保有するのが、最も投資効率が良くなります。
もし資金に余裕があって、同じ銘柄を複数単元保有するのであれば、自分だけで保有するのではなく、家族で持ち合いを行うことで、株主優待も複数貰うことが可能となります。
また株主優待が充実している銘柄は、権利確定日に向けて株価が上昇する傾向があります。もし複数単元株を保有するのであれば、1つは株主優待用に保有し、もう1つは値上がり益を狙うという方法も有効です。その場合でも、一人で株式を持たずに、家族で持ち合う形にしておけば、株式を売却しなかったとしても、複数の株主優待を貰うことが可能になります。
グループ会社で同じ株主優待の場合は、配当利回りが高く、割安な銘柄を購入。業績悪化などの要因がある場合は要注意。
同じグループの会社が複数上場していて、同じ内容の株主優待を出している企業もあります。その場合はそれぞれの株価や最低購入金額を確認して、一番利回りが良くなる銘柄を購入すると良いでしょう。
ただ業績が明かに悪いなどの場合には、株主優待利回りだけで判断するのは危険となりますので、よく確認する必要があります。
株主優待で買い物券や優待券などを出している場合、他の割引券や優待券と併用できる場合があるので、優待を使う際にはしっかりと確認して、お得に利用できるようにすると良いでしょう。
株主優待で効率よくお金を貯める方法やポイントを初心者にわかりやすく解説まとめ
株主優待を目当てに株式投資を行う場合でも、しっかりと考えて戦略的に投資を行えば、多くのメリットを享受することができます。上記であげたポイントを確認して投資を行っておけば、株主優待で効率的にお金をためていくことができるでしょう。
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