ドル円相場と日経平均株価には一定の相関性があると言われています。最近のドル円相場は112円台に突入し円安が進行していますが、一方で日経平均株価は23,000円を目前に下落し、そこからの戻りを試している状況です。
ここでは最近のドル円相場と日経平均株価の相関性と、円安進行が株高に繋がるのかをみていきたいと思います。
目次
ドル円相場2018年7月の値動きは?112円台を維持してドル高円安進行となるか?
ドル円相場の最近の値動きをみていきましょう。以下はドル円の日足チャートです。
2018年7月14日のドル円相場は、前日比▲0.20円(▲0.2%)の112.33円で取引を終了しています。ここ数日で一気に円安が進行し、5月21日の高値111.39円を切り上げて112円台に突入しています。
テクニカルにも3本の移動平均線が上向きとなっており、ドル高円安に向かいやすい状態になってきていると言えます。
10日移動平均線(ピンク色)が111.18円と現在の値位置からやや離れているため下値の目途にはしにくい状況です。とりあえずは112円台を維持できるのか、または前回高値であった5月21日の111.39円がサポートとなるのか注目していきたいと思います。
日経平均株価2018年7月の値動きは?23,000円台を目前に失速し、下値を切り下げるも再度戻しを試している状況。
日経平均株価の値動きをみていきましょう。以下は日経平均株価の日足チャートです。
2018年5月と6月に2度23,000円をトライしていますが、いずれも跳ね返されています。7月5日には21,546円の安値を付けて、5月30日安値21,931円を更新しましたが、7月13日には前日比+410円(+1.8%)の大幅上昇となり、22,597円で取引を終了しています。
日経平均株価は25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)を突破してきており、一旦は下落から回復してきている状況です。10日移動平均線(ピンク色)も上向きになり、再度23,000円台を目指すのか注目です。
ドル円と日経平均株価の2018年7月以降の相関性は?年初来高値更新となるか?
最近は米中の貿易摩擦を材料に株価は大きく上下していますが、ドル高円安に進行していることは、株価によっては良い材料です。
ドル円相場は高値を更新していますが、日経平均株価は高値更新とはならず、米中貿易摩擦が好転すれば、23,000円台を突破しての高値更新が期待されます。
最近のドル円相場と日経平均株価にきれいな連動性は見られないものの、やはり傾向としてはドル高円安に進行すれば、日経平均株価は上昇に向かう傾向があります。そのためこのままドル円相場がけん引して、日経平均株価が23,000円台回復となることを期待したいと思います。
ドル円と日経平均株価の相関性まとめ
引き続きドル円相場と日経平均株価は一定の相関性が見られ、ドル高円安進行は株式相場にとっては良い兆候です。
足元ではドル円相場の年初来高値更新が期待されますので、このままドル円相場がけん引して日経平均株価が23,000円台回復することを期待しましょう。
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