LINE(ライン)株価大幅続伸へ。割安感・LINEペイへの期待感が要因。決算や株価への影響とは?日足・週足チャートテクニカル分析による今後の値動き予想は?

3938 LINEの株価が2018年6月12日に大幅に続伸しました。ここではその要因や株価チャートのテクニカル分析、決算や業績への影響をみていきたいと思います。

LINE(ライン)株価大幅続伸へ。その要因や株価値動きとは?日足チャートテクニカル分析による今後の値動き予想は? 

2018年6月12日のLINEの株価は、前日比+330円(+8.0%)の4,430円で取引を終了しました。一時約+9.0%の4,450円の高値を付けています。

以下はLINEの日足チャートです。

日足チャートでは、1月9日高値5,450円以降下降トレンドとなっており、3本の移動平均線は全て下向きでした。6月12日の大幅上昇によって、4月9日高値4,325円も突破し、75日移動平均線(水色)を上回っていますので、このまま上昇に転じることができるか注目です。10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)75日移動平均線とゴールデンクロス完成が待たれます。

LINE(ライン)株価大幅続伸へ。週足チャートテクニカル分析による今後の値動き予想は?13週・26週移動平均線を突破。 

LINEの週足チャートもみていきましょう。

週足では13週移動平均線(緑色)と26週移動平均線(水色)の下で推移していましたが、6月12日の大幅上昇によってともに上抜けしています。現在は26週移動平均線付近の価格帯で推移していますが、まずはここを維持できるかが、今後上昇トレンドに転換するための大きなポイントとなります。

もし下落するようであれば、13週移動平均線が位置する4,060円前後までの下落はあり、26週移動平均線をなかなか越えられないようだと、持ち合いまたは下降トレンド継続となる可能性もあります。

LINE(ライン)株価大幅続伸へ。決算や業績に与える影響とは?今後の見通しは? 

LINEの2018年第一四半期(1月~3月)の決算は、▲17億7,000万円の純損失となり、前年の+16億3,200万円から赤字に転落しました。これはLINEペイの利用拡大に向けた先行投資が響いたことが要因です。

LINEは不確実性が大きいことから、2018年12月期の決算見通しを発表していません。2017年12月期の決算は当期純利益は80億7,800万円でした。

LINEの2017年12月期決算をベースとしたPERは131.6倍、PBRは5.9倍と市場平均を大きく上回り、株価への期待の高さがうかがえます。今後LINEのユーザーにどれだけLINEペイを浸透させていけるかが、注目されます。

まとめ 

LINEは今や我々の生活の必須アイテムとなり、使わない人はいないというくらいに浸透しています。今後そのユーザーに対して、LINEペイを中心としてどのように事業を拡大していけるか注目です。

6月13日の株価は前日比▲90円(▲2.0%)の4,340円と下落しましたが、前日の大幅上昇によって下降トレンドからの転換を試している段階ですので、こちらの動きにも注目したいと思います。

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