4382 HEROZは2018年6月8日に、2019年4月期決算を発表し、2期連続での最高益となりました。
ここではその詳細や要因、株価への影響などをみていきたいと思います。
目次
HEROZ(ヒーローズ)2期連続最高益へ。決算の詳細内容、東証マザーズ上場の初値は?
HEROZの2018年4月期決算は売上高が前期比+31.6%の8億7,700万円、当期純利益が前期比+162.8%の2億4,700万円となり、ともに業績予想を上回りました。
HEROZは2009年4月創業で、人工知能(AI)を活用した将棋アプリなどの開発を行い、2018年4月20日に東証マザーズに上場しました。
上場初日は投資家の期待感が大きく初値はつかず、4月24日に49,000円の初値を付けましたが、その後は一時19,880円と大幅に下落しています。
⇒【TOBの詳細を解説】
HEROZ(ヒーローズ)決算好調の要因は将藤井聡太プロの活躍?将棋ウォーズの利用者数とは?2019年4月決算見通しは?
HEROZの決算好調の要因には、将棋の藤井聡太7段の活躍による将棋ブームがあります。
将棋ブームにより同社が開発する将棋アプリ「将棋ウォーズ」の利用者が伸びています。
2018年4月末時点の利用者早く450万人と、1年で100万人近く増加しています。
HEROZが同日に発表した2019年4月期見通しは、売上高が前期比+31.7%の11億5,500万円、当期純利益は前期比+13.4%の2億8,000円を見込みます。
HEROZ(ヒーローズ)上場後の株価の値動きやけさっさん発表の影響、今後の予想は?時価総額やPERは?
HEROZの2018年6月8日の株価は前日比+200円(+0.9%)の21,960円で引けています。
以下はHEROZの日足チャートです。
上場後最高値の49,650円からは▲55.8%と株価は大きく下落しています。
現在の時価総額は約731億円で、2019年4月期決算見通しに対するPERは261倍と高水準で、投資家の期待の高さがうかがえます。
まだ上場して日数が浅くテクニカルの分析はすることができず、もう少し日数をかけて株価の推移をみていく必要があります。
週明け決算発表が株価にどう影響を与えるのか注目です。
⇒【PERの詳細を解説】
⇒【PBRの詳細を解説】
HEROZ(ヒーローズ)2期連続最高益まとめ
人工知能(AI)と将棋ブームにうまく乗った形で決算好調なHEROZですが、上場により手にした資金をどのように活用していくか注目です。
PERは261倍と超高水準になるため、投資家の期待に応えないと株価は暴落する恐れがあるので、要注意です。
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