くら寿司を運営するくらコーポレーションの決算が好調で、株価が上昇しています。
ここではくらコーポレーションの決算の内容と株価の動きをみていきましょう。
目次
くら寿司(くらコーポレーション)の2018年10月期決算の詳細とは?進捗率や上方修正の可能性は?
くらコーポレーションが2018年6月6日に発表した、2018年10月期上半期決算は、売上高が前年同期比+8.5%の652億円、営業利益が前年同期比+21.7%の37億円、経常利益が前年同期比+14.3%の42億円、当期純利益が前年同期比+7.3%の26億円でした。
上半期の売上高・経常利益は過去最高となります。
2018年10月期見通しの当期純利益は前期比+0.5%の49億円と上半期終了時点での進捗率は53.1%となっていますが、上方修正が期待されています。
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くら寿司(くらコーポレーション)決算好調の理由や要因とは?糖質オフシリーズとイタリアンなどの洋食メニュー。
くらコーポレーションの業績が好調な理由は、糖質オフシリーズとイタリアンメニューの人気に起因します。
糖質オフシリーズで最も人気なのが「シャリプチシリーズ」です。
その他にも糖質オフ麺を使った麺類や、米の代わりに野菜を使った「シャリ野菜シリーズ」も人気です。
またイタリアンを中心とした洋食メニューも好調です。
「カルボナーラスパらっティ」「イタリアンチーズハンバーグ」「チョコとマスカルポーネのパフェ」などが人気で、ファミリーでの利用が増えています。
くら寿司(くらコーポレーション)の株価は好調な決算で上昇。今後の影響や値動きの予想は?日足チャートの分析は?
くらコーポレーションの2018年6月7日の株価は、前日比+900円(12.6%)の8,060円で引けました。
一時8,320円の高値を付けましたが、5月29日高値8,340円までは届きませんでした。
以下はくらコーポレーションの日足チャートです。
決算発表にかけては、5月既存店売上高が前年同月比▲4.2%と3ヶ月ぶりのマイナスに転じたことから、6月6日には7,120円の安値を付けました。
テクニカルには75日移動平均線(水色)を下抜けしたことから、下降トレンドへの転換を疑う嫌な展開でしたが、今回決算発表で一気に戻したことから、上昇トレンドは継続する可能性が高いでしょう。
現在の株価は25日移動平均線(緑色)付近に位置していますので、短期的にはここを維持できれば上昇圧力は強く、5月29日高値8,340円更新が期待されます。
トレードする際の損切りは、6月6日安値7,120円や75日移動平均線は値幅が大きいので、6月7日安値7,650円を目安にすると良いと思います。
まとめ
回転ずし業界は単価も安く競争は激しいものの、スシローは新業態の展開、くら寿司は新メニューの投入で好調な業績を維持し、株価は堅調です。
くら寿司は決算上方修正の可能性、高値更新の可能性がありますので、今後も注視していきたいと思います。
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