ラクスル東証マザーズ上場(IPO)。その業務内容とは?公募価格や初値、初日の終値、時価総額は?社長や会社の経歴とは?
印刷のシェアリングサービスのなどを提供するラクスルが、2018年5月31日に東証マザーズに上場しました。
ここではラクスルの業務内容や、上場初日の株価の値動きをみていきたいと思います。
目次
ラクスル東証マザーズ上場(IPO)。ラクスルの業務内容とは?印刷と運送のシェアリングサービス。
ラクスルの主要な業務は、社名と同じ名称のインターネットを利用して印刷利用者と稼働率の低い工場を繋ぐビジネスです。
印刷工場は日本全国に約3万工場ありますが、稼働率は40%程度と見られています。
この稼働率の低さにラクスルは着目し、ITを駆使して高品質な印刷物を安価で提供するサービス展開を行ってきました。
印刷の価格は通常より40%ほど安く、価格競争力があったことから利用者数が伸び、2009年に会社設立以降急成長を遂げてきました。
2015年には物流のシェアリングサービスであるハコベルも開始しています。
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ラクスル東証マザーズ上場(IPO)。初値、終値は公募価格を上回る。時価総額とは?2018年マザーズ上場3番目の規模。
ラクスルの新規上場日である2018年5月31日の初値は1,645円と公募価格1,500円を9.7%上回りました。
その後は一時2,044円の高値を付けて、終値は1,999円となりました。
終値ベースでの時価総額は約550億円となっており、今年マザーズに上場した企業の中で3番目の規模となっています。
今後もマザーズはメルカリやMTGなどの大型の上場案件が控えています。
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ラクスル東証マザーズ上場(IPO)。松本恭摂社長の経歴やラクスルを起業したきっかけとは?
ラクスルの松本恭摂社長は弱冠33歳で上場となりました。
2008年に慶応義塾大学商学部を卒業し、コンサルティング会社のA.T.カーニーに入社。
入社1年目で経験したリーマンショックによって、企業のコスト削減に着手する中、印刷事業で改善の可能性に気付きました。
そして2009年にラクスルの前身となる会社を立ち上げました。
2010年には印刷比較.comという価格の比較サイトを立ち上げ、現在のビジネスモデルへと発展させています。
まとめ
シェアリングエコノミーの成長が著しく、ラクスルもそのうちの1つです。
社長はまだ33歳と若く、今後の成長にも期待できそうです。
今年の大型上場案件の1つ、更に企業価値を拡大できるのか注目です。
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