総合商社5社の2018年3月期決算が出そろい、全社大幅増益、三井物産を除く4社が最高益更新となりました。
2019年3月期見通しも好調な決算が続く見通しとなっています。
ここでは総合商社の決算の詳細や株価の動きをみていきましょう。
⇒【決算発表の詳細を解説】
目次
総合商社2018年3月期決算、三井物産を除く4社が最高益。
総合商社各社の2018年3月期決算および2019年3月期見通しは以下の通りです。
2018年純利益は各社前年対比2桁増、三井物産を除く4社が最高益更新と好調な決算となっています。
以前はエネルギーや鉄鉱石など資源価格高騰により利益を伸ばしていた総合商社ですが、最近は相場に左右されない非資源分野の強化に取り組み、一定の結果がでている状況です。
2019年3月見通しについても各社増益を見込んでおり、三井物産を除く4社が最高益を更新する見通しです。
総合商社の指標まとめ。時価総額、PER、PBR、配当利回りは?
総合商社各社の指標を以下の通り取りまとめました。
総合商社の傾向としてはPER、PBRは低め、配当利回りは高めとなっています。
比較的リスクの高い商売形態と見做されているからの結果ですが、利益の水準からするともう少し株価は上昇しても良いかなとも思います。
ただし、引き続き資源価格、為替など外部の要因に大きく左右される状況は変わらずです。
⇒【PERの詳細を解説】
⇒【PBRの詳細を解説】
総合商社の株価の値動きは?日足チャート的には丸紅が1番強く、伊藤忠が弱い。
総合商社の株価の値動きを見ていきましょう。
以下は三菱商事の日足チャートです。
決算発表を好感して買われており、2018年1月15日高値3,318円を超えられるか注目です。
以下は三井物産の日足チャートです。
決算発表後は売られましたが、今は徐々に値を戻しています。
2018年2月2日高値2,042円を超えられるか注目です。
以下は伊藤忠商事の日足チャートです。
決算発表後は売られ、まだ値を戻せていません。
2018年3月9日安値1,940円を守れるかが注目です。
以下は住友商事の日足チャートです。
決算発表後は売られるも、すぐに戻しています。
2018年1月9日高値2,043.5円を超えられるか注目です。
以下は丸紅の日足チャートです。
決算発表後は大きく上昇し、2018年1月15日高値865円を上抜けています。
5社の中でチャート的には1番強く、どこまで値を伸ばせるか注目です。
⇒【ローソク足の見方を解説】
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
資源偏重型から非資源分野の強化によって、総合商社の収益基盤はかなり安定してきていると思います。
引き続き最高益更新できるのか、注目です。
<こんな記事も読まれています>
⇒【武田のシャイアー買収による株価への影響を解説】
⇒【オウケイウェイブ仮想通貨上場で株価10倍超へ】
⇒【マネックス、コインチェック買収による株価への影響を解説】
⇒【スルガ銀行不正融資認める。株価や業績への影響は】
⇒【SUBARU18年3月期22%減益。株価への影響は】
⇒【富士フイルム、ゼロックス買収撤回の詳細を解説】
⇒【メルカリの東証マザーズ上場について解説】
⇒【商社マンの給料・年収の本音】
この記事へのコメントはありません。