東京証券取引所の新興市場であるJASDAQを対象とした株価指数に、日経平均ジャスダック平均株価というものがあります。
JASDAQの銘柄を中心にトレードする人は是非覚えておくべき指標です。
ここでは日経平均ジャスダック指数についてみていきたいと思います。
⇒【株式市場の詳細を解説】
目次
日経ジャスダック平均株価とは?対象銘柄はJASDAQに上場する全銘柄
日経ジャスダック平均株価とは、日本経済新聞社が算出する、JASDAQに上場する全銘柄対(日本銀行、不動産投資信託、外国株および整理銘柄は除き、2018年5月2日時点で740銘柄)を対象とした株価指数です。
米国でいえば、ナスダック総合指数に相当する日本版の株価指数になります。
公表開始は1985年4月1日ですが、1983年11月11日まで遡って算出されています。
かつては日経店頭平均株価という名称でしたが、2002年10月から現在の名称に変更されています。
JASDAQ市場が対象となっていますので、新興小型株が中心となっており、これらの銘柄をトレードする人にとっては重要な指標となっています。
以下は日経ジャスダック平均株価の日足チャートです。
⇒【ダウ平均株価・S&P 500・ナスダック総合指数の違いを説明】
日経ジャスダック平均株価の計算・算出方法とは?日経平均株価やダウ平均株価と同じく単純平均株価方式を採用。
日経ジャスダック平均株価は、日経平均株価やダウ平均株価と同じく単純平均株価方式を採用しております。
日経ジャスダック平均 = みなし額面換算後の構成銘柄の株価の単純平均 ÷ 除数
株価については、日経平均株価と同様にみなし額面50円に換算後とし、額面の違いによる株価の大小の影響を無くしています。
除数は対象銘柄の追加や削除、株式分割や合併などで指数全体の連続性に影響を与えないよう、都度調整されています。
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JASDAQ INDEX(ジャスダック指数)とは?日経ジャスダック平均株価との違いは?
JASDAQ市場を対象として似たような株価指数に、JASDAQ INDEX(ジャスダック指数)と呼ばれるものもあります。
JASDAQ INDEXは東京証券取引所が算出しており、対象銘柄は日経ジャスダック平均と同じくJASDAQに上場する全銘柄となっています。
JASDAQ INDEXは時価総額加重方式を採用しており、1991年10月28日の終値の株価を基準値の100として算出しています。
公表開始は1992年12月28日ですが、1991年10月28日まで遡って算出されています。
まとめ
JASDAQ銘柄をトレードする場合には、日経ジャスダック平均株価の動向は確認しておくべきです。
基本的には日経平均株価に近い値動きとなりますが、新興市場小型株は定期的に利食い売りが出ることもありますので、その点に注目してみるとよいでしょう。
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