日経平均株価のチャート解説(2018年5月第4週/5月21日週)。一時23,000円を突破もドル安円高などを材料に下落調整へ。

今週の日経平均株価は前週対比▲480円(▲2.1%)の22,450円で引けました。

それでは日足、週足のチャートをみていきましょう。

⇒【日経平均株価2018年5月第3週のチャート解説

⇒【ダウ平均株価2018年5月第3週のチャート解説

日経平均株価の日足チャート解説(2018年5月第4週/5月21日週)。25日移動平均線近辺を維持できるか? 

今週の日経平均株価は、月曜日に節目の23,000円を突破したものの、ドル安円高やアメリカの自動車関税引き上げのニュースを材料に売りが優先となり、高値からは一時▲700円以上の下落となりました。

テクニカルには2018年3月26日安値20,347円から上昇が続いていたものの、23,000円という心理的な節目もあり下落調整し、25日移動平均線(緑色)を下抜ける形となっています。

基本的には上昇トレンドの一時的な調整と見ますが、25日移動平均線を下抜けたことで、75日移動平均線(水色)が位置する21,900円前後までの下落は想定しておく必要があります。

また23,000円は2017年11月から約2ヶ月間もみ合った価格帯であるため、ここを突破するには時間を要するかもしれません。

⇒【日経平均株価、約3ヶ月半ぶりに23,000円台へ

⇒【日経平均株価2日続落の詳細を解説

日経平均株価の週チャート解説(2018年5月第4週/5月21日週)。26週移動平均線近辺を維持できるか? 

週足は連続陽線がストップし、9週ぶりの陰線引けとなりました。

株価は26週移動平均線(水色)でサポートされており、ここを維持できれば上昇トレンドは継続していくと思われます。

そこを下抜けると13週移動平均線(緑色)が位置する21,900円近辺でサポートされるかがポイントです。

⇒【日経平均株価とドル円相場の相関性について解説

⇒【米国債金利とダウ平均株価の関係性を解説

まとめ 

2018年3月期決算も出揃い、好調な企業決算を織り込んだことやドル安円高などを材料に下落調整の時間帯に入っております。

ここから下降トレンドに転じる展開は現時点ではあまり想定していませんが、現在の22,500円近辺、更には22,000円近辺で下げ止まりを確認できるか注目です。

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