8801 三井不動産が2018年5月11日に発表した2018年3月期決算は純利益が前期比+18.3%の1,558億円となりました。
これで4期連続の最高益更新となります。
当日の株価は前日比+17.5円(+0.6%)と反応はあまりありませんでしたが、安値からの戻りは鮮明となっています。
ここでは三井不動産の決算の内容と株価の動きについてみていきましょう。
三井不動産18年3月期は前期比+18.3%の1,558億円。19年3月期は減益予想も引き続き好調維持。
三井不動産の決算内容詳細は以下の通りです。
純利益の推移としては、2014年度1,001億円とはじめて1,000億円に乗せ、2015年度1,177億円、2016年度1,318億円、2017年度1,558億円と順調に推移しています。
前期は既存オフィスや商業施設などの賃貸と住宅の分譲が好調なこと、米国の減税効果もあって、増収増益となりました。
年間配当も4円増配の1株当たり40円となっております。
2018年度の業績見通しは以下の通りです。
前期の減税効果の反動で、純利益は▲1.8%の1,530億円を見込んでいます。
⇒【損益計算書の見方を解説】
⇒【貸借対照表の見方を解説】
三井不動産好調な決算を受けて株価は上昇基調へ。現状のテクニカル分析。
それでは株価の動きを見ていきましょう。
以下は日足チャートです。
2018年3月26日安値2,395.5円からの戻りが鮮明となってきており、10日移動平均線(ピンク色)がそれぞれ25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)、25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスを完成し、綺麗な上昇トレンドを形成しています。
調整の売りがでても25日移動平均線や75日移動平均線で反発できれば、再度上値を目指す展開となるでしょう。
2018年1月24日高値2,984円を更新できるか注目です。
尚、三井不動産の株価の高値と安値は日経平均株価とほぼ同じ時期となっており、日経平均株価の動向にも強く影響を受けそうです。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
三井物産の業績は好調に推移しています。
2018年3月にはミッドタウン日比谷もオープンし、今期の決算にどの程度影響があるのか注目です。
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