りそなホールディングス(HD)の株価は2018年5月以降600円前後での値動きが続いており、方向感が無くなっています。
10月3日で6営業日連続陰線となり、今後も下落が続いていくのか注目です。
そんな中、朝日新聞がりそな銀行が不動産向け不正融資に関与していたことを報道し、今後株価へ影響が出るのか気になるところです。
不正融資問題はスルガ銀行の株価が年初来高値から80%下落し、大きな問題となって事は記憶に新しいと思います。
ここではりそなHDの株価の動きについてみていきたいと思います。
⇒【三井住友銀行も不正融資に関与?】
⇒【スルガ銀行のシェアハウス不正融資問題を解説】
りそなHD株価の値動きは?不正融資報道の影響は?
りそなHDの2018年10月3日の株価は、前日比▲9.3円(▲1.5%)の621.9円で取引を終了しました。
日経平均株価も大きく下落しているため、それに連動したとみられ、不正融資関与報道の影響はみられていません。
今後調査が進んで詳細が明かになっていくのかはわかりませんが、りそな銀行はスルガ銀行ほど個人向け不動産融資に力を入れていたわけではないので、不正融資があったとしても件数は少ないと考えられます。
またりそな銀行は給与所得が良いサラリーマンを対象に融資を実行しているため、スルガ銀行が対象としていたサラリーマンよりも資産背景がしっかりとしており、すぐに不良債権化するようなものは少ないと思います。
短期的には株価にマイナスの影響を与えても、スルガ銀行のように大きく下落する可能性は極めて低いでしょう。
⇒【景気後退・下落相場で儲ける方法】
⇒【初心者にはスイングトレードがおすすめ】
りそなHDのテクニカル分析
りそなHDの2018年の株価は、1月11日に年初来高値となる734.4円を付けた後下落に転じ、4月4日には544.2円の年初来安値を付けています。
その後は600円前後での値動きが続いており、移動平均線もほぼ横ばいと方向感のない展開です。
ここ最近の株価は、6営業日連続陰線と下落が継続しています。
レンジの真ん中あたりに差し掛かっており、25日移動平均線(緑色)と200日移動平均線(オレンジ色)を下抜けしていることから、目先は75日移動平均線(水色)を維持できるかがポイントとなります。
ここを下抜けするようだと下落が加速し、9月13日安値593.8円を目指す可能性が高くなるでしょう。
しばらくは方向感のない展開が続くと思われ、無理してトレードする必要なないと思います。
⇒【株の4つのトレードタイプを解説】
⇒【「中長期投資」を解説、初心者におすすめ?】
朝日新聞がりそな銀行不正融資関与を報道
2018年10月3日に朝日新聞が報道したりそな銀行の不正融資関与は、不動産会社が顧客の預金残高を改ざん・水増しするというスルガ銀行の不正融資問題と同じ手口でした。
どの程度の件数があるかはわかりませんが、りそな銀行はスルガ銀行と比較すると個人向け不動産投資に積極的に融資をしていたわけではないので、件数は少なく、影響はそこまでないと考えられます。
ただ今後調査が進んで詳細が出てくる可能性もあるので、追加の情報には注意する必要がります。
⇒【大東建託2018年10月以降の株価は?】
⇒【伊藤忠、決算上方修正で年初来高値更新】
まとめ
りそな銀行の株価は600円前後での値動きが続いており、方向感が無くなっています。
6営業日連続陰線と下落が続いていますので、ここら辺で反発できるのか注目ですが、しばらくはレンジ内での値動きが続く可能性が高いでしょう。
朝日新聞が報道したりそな銀行不正融資関与については、現時点では影響はなく、今後も大きな材料になる可能性は低いとみていますが、追加の情報には注意したいと思います。
<こんな記事も読まれています>
⇒【スルガ銀行倒産・静岡銀行と合併?】
⇒【静岡銀行・スルガ銀行のビジネスモデル比較】
⇒【横浜銀行がスルガ銀行を買収する可能性】
⇒【「かぼちゃの馬車」問題を解説】
⇒【元FC東京・平山選手「かぼちゃの馬車」被害に】
⇒【西京銀行とTATERUの関係性とは?】
⇒【丸紅株価11年振りの高値へ、今後の値動きは?】
⇒【フィスコ、ZAIF運営のテックビューロに出資】
⇒【日経平均株価とドル円相場の相関性】
⇒【米国債金利とダウ平均株価の関係性】
この記事へのコメントはありません。