リンガーハットは2018年8月3日、国内のほぼ全店舗で8月10日から商品の値上げを実施することを発表しました。値上げが今後株価や業績にどのように影響を与えていくのでしょうか?
ここではリンガーハット値上げの詳細や、業績や株価への影響をみていきたいと思います。
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目次
リンガーハット、長崎ちゃんぽんなどの商品を2018年8月10日から値上げ。その詳細や値上げの理由とは?
リンガーハットは国内646店舗で8月10日から価格改定を実施することを発表しました。主要商品21品中13品で値上げを行い、平均の値上げ幅は3.3%となります。代表的なメニューである「長崎ちゃんぽん」は、東日本エリアでは626円から637円に、西日本エリアでは583円から604円にそれぞれ値上げを行います。
値上げの理由は、天候不順によって国産野菜の価格が高騰し調達が困難になっていることや、人件費や物流費の高騰で価格の維持が難しくなったとのことです。リンガーハットは2009年から国産野菜へ全面的に切り替えを行い、消費者に対して安心・安全をアピールしています。
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リンガーハット2019年2月期決算見通しは?商品値上げの影響は?
リンガーハットは商品の値上げによって、業績が改善することが期待されています。2019年2月期決算見通しでは、売上高が前期比+5.7%の483億円、経常利益が前期比+16.8%の32億円、当期純利益は前期比+1.3%の13億円を見込んでいます。
ただ今回の商品の値上げが調達コストの上昇に起因するものであれば、売上高以外への影響は少ないと思われます。リンガーハットは値上げによる業績への影響については発表していません。
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リンガーハット株価、商品値上げ報道で上昇へ。今後上昇の可能性は?
商品の値上げを発表したリンガーハットの2018年8月3日の株価は、前日比+68円(+2.8%)の2,470円と大きく上昇しています。値上げによる業績改善を期待した買い注文が入りました。以下はリンガーハットの日足チャートです。
2018年のリンガーハットの株価は、年初から上昇基調で6月13日には年初来高値となる2,754円を付けました。しかしながらその後は下落調整に転じ、7月13日には年初来安値となる2,230円を付けるという、値動きの荒い展開となっています。
テクニカルには3本の移動平均線が下向きとなっており、10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)はそれぞれ75日移動平均線(水色)とデッドクロスを完成しており、下落に向かいやすいチャートとなっています。
8月3日の上昇によって25日移動平均線を突破していますが、株価が上昇に向かうためには、75日移動平均線が位置する2,570円近辺まで回復する必要があります。まずは25日移動平均線を維持したまま、上昇に向かえるのか注目です。
リンガーハット2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ
リンガーハットの商品値上げによって、業績への改善期待から株価は大きく上昇しました。ただ値上げの理由が調達コスト上昇による転嫁であるため、業績への影響は少なそうです。
チャート的には引き続き下落注意の状況ですが、今後上昇に向かえるのか注目です。
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