日本マクドナルドは2018年7月24日(火)、ハンバーガーに使用する肉の表示で、景品表示法違反があったため消費者庁から措置命令を受けたことが明かになりました。
ここでは日本マクドナルドの措置命令の詳細と、株価や業績に与える影響についてみていきたいと思います。
目次
日本マクドナルド、景品表示法違反の詳細内容とは?
日本マクドナルドが期間限定で販売する「東京ローストビーフバーガー」と「東京ローストビーフマフィン」の2商品の宣伝広告において、加工肉を結合した成形肉であるにも関わらず、肉塊を切り出したものを使っているように表示していました。
これに対して消費者庁は、景品表示法違反で日本マクドナルドに対して再発防止を求める措置命令を出しました。
日本マクドナルドによれば、開発の段階では肉塊を使用する予定でしたが、肉の量を増量するために成形肉も使用し、最終的には約6割が成形肉となっていました。品質には影響がないことを説明した上で、再発防止に向けて対応していくことをコメントしました。
日本マクドナルド、景品表示法違反を受けた業績や株価への影響は?日足チャートテクニカル分析は?
今回、景品表示法違反で対象となった2商品は期間限定であったが、人気の高い商品でした。ただ品質には影響がないとのことで、日本マクドナルドの品質には影響はなさそうです。
日本マクドナルドの2018年7月24日の株価は、前日比差20円(▲0.4%)の5,190円で取引を終了しており、今回のニュースの影響は見られていません。以下は日本マクドナルドの日足チャートです。
2018年の値動きは、6月18日に6,030円の高値を付けた後、下落調整局面となっています。テクニカルには3本の移動平均線は下向きとなっており、株価は75日移動平均線(水色)を下回っており、下値を探る展開となっています。
今回のニュースの影響はなさそうですが、4月から5月も抵抗となった5,000円近辺を維持できるかがポイントとなります。株価が上昇に向かうためには、まずは75日移動平均線を上抜けする必要があります。
マクドナルド2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ
日本マクドナルドは景品表示法違反で措置命令を受けましたが、業績や株価への影響はなさそうです。
株価は6月に付けた高値から調整局面に入っており、下値を維持できるかが注目です。もし5,000円を下回ると、下落が加速する可能性があるので、要注意です。
<こんな記事も読まれています>
⇒【マクドナルド株価上場来高値更新。新メニュー好調で既存売上高は前年超え。】
⇒【ヤマトホームコンビニエンス引越し料金水増し請求。株価への影響は?】
この記事へのコメントはありません。