ダウ平均株価のチャート解説(2018年6月第2週/6月11日週)。25,000ドル台は上値が重い展開。中国に対する追加関税を材料に下落。

今週のダウ平均株価は先週対比▲226ドル(▲0.9%)の25,090ドルで引けました。25,000ドル台を回復しましたが、上値が重い展開が続いています。

それでは日足・週足チャートをみていきましょう。

ダウ平均株価の日足チャート解説(2018年6月第2週/6月11日週)。25日移動平均線でしっかりと反発。 

日足は5日連続陰線となりました。金曜日にはトランプ大統領が中国の知的財産権侵害への制裁として追加関税を課すことを発表、貿易摩擦から企業業績が悪化するとの思惑から、一時280ドルを超す下落となりました。ただ25日移動平均線(緑色)がサポートとなって反発し、引けにかけては下げ幅を縮小しています。

今週の値動きをみると、25,000ドル台は上値が重く、上昇するには何か材料が必要となっています。一方で25日移動平均線がしっかりとサポートとなって反発もしていますので、25,000ドル前後で方向感を探る展開となりそうです。まずは赤線で示した3月12日高値25,449ドルを突破できるかが、今後上昇に向かえるかのポイントとなります。

ダウ平均株価の週足チャート解説(2018年6月第2週/6月11日週)。 

週足は陰線で引けましたが、下値は26週移動平均線(水色)でしっかりと反発しています。また5週移動平均線(ピンク色)と26週移動平均線はゴールデンクロスを完成しました。

25,000ドル台を定着させて、1月26日高値26,616ドルを目指せるのか注目です。

ダウ平均株価のチャート解説(2018年6月第2週/6月11日週)まとめ 

日経平均株価の23,000円台と同様に、ダウ平均株価は25,000ドル台では上値が重い展開となっています。

しばらく25,000ドル前後でもみ合う可能性はありますが、上昇に向かうためのエネルギーを蓄積する時間帯で、2018年後半には高値更新の可能性は十分にあります。期待していきましょう。

<こんな記事も読まれています>

⇒【日経平均株価2018年6月第2週のチャート解説

⇒【ダウ平均株価2018年6月第1週のチャート解説

⇒【日経平均株価とドル円相場の相関性について解説

⇒【米国債金利とダウ平均株価の関係性を解説

⇒【株で失敗しないコツ!過去検証の方法を解説

⇒【株で失敗しないコツ!取引履歴の重要性と方法を解説

⇒【株で失敗しないコツ!逆指値注文で確実に損切りしよう

関連記事

  1. 日経平均株価3万円、2018/2019年に達成の可能性・シナリオは?2018年後半に25,000円突…

  2. 大阪地震の影響で日経平均株価は2営業日振りに反落。大阪ガス・クボタなど大阪に本社を置く企業の株価の下…

  3. ダウ平均株価のチャート解説(2018年5月第3週/5月14日週)。25,000ドルを目前に下落。

  4. 日経平均株価のチャート解説(2018年5月第3週/5月14日週)

  5. 日経平均株価のチャート解説(2018年6月第3週/6月18日週)。大阪地震、米中貿易摩擦懸念で下落へ…

  6. 日経平均株価2日連続大幅下落。その要因とは?ドル安円高やアメリカの車関税25%引き上げ検討など。今後…

  7. ダウ平均株価のチャート解説(2018年6月1週/6月4日週)。25,000ドル台を回復、更なる上昇と…

  8. 日経平均株価のチャート解説(2018年5月第5週/5月28週)。23,000円の壁は厚く、突破するに…

  9. ダウ平均株価のチャート解説(2018年6月第3週/6月18日週)。中国との貿易戦争懸念から下落へ。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

おすすめ記事

  1. 「小僧寿し」株価上昇・下落の可能性。債務超過で上場廃止の猶予期間入りへ。
  2. 「FIP投資顧問」行政処分勧告。KAZMAX(カズマックス)サロンへの影響は?
  3. 鳥貴族株価上昇・下落の可能性。2019年7月期決算赤字転落の影響は?
  4. みずほ銀行株価上昇・下落の可能性。2019年3月決算大幅下方修正の影響や原因は?…
  5. 「五洋インテックス」株価上昇・下落の可能性。週足チャート逆三尊形成で反発期待。

人気記事

PAGE TOP