みずほ銀行の2019年3月期決算見通しが大幅に下方修正されることが、3月6日大引け後に発表されました。3月7日以降みずほ銀行の株価は大きく下落する可能性が高いです。
ここではみずほ銀行の株価、決算下方修正についてみていきたいと思います。
みずほ銀行株価の値動き
みずほ銀行の2019年3月6日の株価は前日比▲0.7円(▲0.4%)の175.2円で取引を終了しました。安値圏での値動きが続いていますが、決算下方修正が発表されたのは取引終了後であったため、まだ株価には反映されていない状況です。
2018年のみずほ銀行の株価は180円~200円のレンジ相場が続いていましたが、12月25日にはレンジを一気に下抜けして161.1円の年初来安値を付けました。2019年に入ってやや回復はしているものの、引き続き安値圏での推移となっています。
みずほ銀行テクニカル分析
移動平均線をみていくと10日移動平均線(ピンク色)・25日移動平均線(緑色)は横ばい、75日移動平均線(水色)・200日移動平均線(オレンジ色)は下向きとなっており、弱いチャートとなっています。
目先は2月8日安値171.0円を割り込むかがポイントとなり、ここを下抜けするようだと年初来安値の161.1円がターゲットっとなってきます。年初来安値も割り込むと2016年に付けた安値142.0円まで視野に入れる必要がありそうです。
みずほ銀行決算見通し
みずほ銀行が3月6日に発表した2019年3月期決算見通しは、当期純利益が従来予想の5,700億円から800億円に下方修正しました。下方修正の主な要因は、固定資産の減損で約5,000億円、有価証券売却損で約1,800億円を計上するためです。
坂井社長は今回の減損は今後発生するであろう費用を前倒しで計上したものとし、業績が不調ではない点を強調しました。今後業績がV時回復していくのか注目です。
みずほ銀行、他行との差
その他の銀行の決算見通しを見ていくと、三菱UFJフィナンシャルグループの2019年3月期決算見通しは、純利益が9,500億円、三井住友フィナンシャルグループは7,000億円となっており、みずほ銀行の従来予想5,700億円でも差をつけられている状況でした。
2019年4月からは新規で中期経営計画を発表する予定で、今回の減損を受けてポジティブな内容になるのかが注目です。
まとめ
みずほ銀行は2019年3月期決算を大幅に下方修正しました。株価は安値圏での推移が続いていましたが、安値を模索する展開となる見込みで、どこまで下げるのか注目です。今回の減損は経営不振ではいことを強調しており、来期以降V字回復となるのでしょうか。
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