「セナー」と呼ばれる投資グループが免許を持たずに投資家から約10億円の出資を集め、返済が滞ったとして、8人が金融商品取引法違反の疑いで逮捕されることとなりました。
ここでは「セナー」の詐欺の手口についてみていきたいと思います。
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「セナー」ビットコインを中心に10億円を集める
「セナー」は代表的な仮想通貨であるビットコインを中心に投資家から出資金を集めました。
一部は現金での出資金もあり、出資金の総額はビットコインと合わせて10億円。
「セナー」は出資金の元本保証や高い利回りを保証するような形で営業を行っていましたが、途中から配当は行われず、出資金の大半が返済されていないと見られています。
「セナー」紹介料で出資者集め
「セナー」は投資家を紹介した場合には、紹介者に対して出資金の10%を紹介料として支払うシステムを採用しており、出資者が一気に増加したと見られています。
最初は高い利回りの配当を行うことで出資者を安心させ、追加の出資をさせたところで配当をやめるという、最初から詐欺目的で出資金を集めていた可能性が高いそうです。
金融商品取引法違反の疑いで関係者逮捕
警視庁は2017年5月と7月に金融商品取引法違反の疑いで「セナー」とその関係先の調査を開始。
詐欺スキームの中心メンバーである8名を特定し、その後も資金の流れやスキームの解明を進めてきました。
そして今回、逮捕する方針を固めています。
詐欺スキームに引っかからない方法
この手の投資詐欺スキームはいつの時代にも存在し、被害を受ける人が続出しています。
「元本保証」や「高額配当」を保証するようなスキームは存在する可能性は低く、詐欺であることを疑った方が良いでしょう。
詐欺スキームの摘発は定期的に行われていますが、その手口はほとんど同じと言えるようなものばかりです。
まとめ
「セナー」はビットコインを中心に約10億円の出資金を集めたとみられ、金融商品取引法違反の疑いで中心メンバー8名が逮捕される予定です。
「元本保証」や「高額配当」をうたい、また紹介料を支払うことで多額の出資金を集めましたが、このようなスキームのほとんどは詐欺であることを認識し、騙されないように注意しましょう。
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