マネックスグループの株価は、仮想通貨取引所コインチェック子会社化による業績改善期待から上昇したものの、いまだ取引再開のめどは立たず、下落が続いています。
しかしながら、コインチェックは近々取引を再開するという噂もあり、今後マネックスグループの株価が上昇していくのかに注目が集まります。
ここではマネックスグループの株価と、コインチェック取引再開の可能性についてみていきたいと思います。
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マネックスグループ株価上昇・下落の可能性は?
マネックスグループの2018年10月26日の株価は、前日比▲15円(▲3.1%)の463円で取引を終了しました。
2018年のマネックスグループの株価は、年初は300円台を中心に推移していましたが、4月に仮想通貨取引所であるコインチェックの子会社化が発表されると、業績改善への期待から株価は一気に上昇し、5月8日には年初来高値となる735円を付けました。
しかしながら、コインチェック取引再開の目途が立たないことから、その後の株価は下落が続いています。
テクニカルには200日移動平均線(オレンジ色)が強いサポートとなって、8月16日と9月7日には反発していましたが、ここ最近は割り込んできています。
チャート的には下落が続きやすい形となっており、一時的に反発したとしても200日移動平均線がレジスタンスになる可能性が高いです。
このまま下落が継続するようであれば年初の水準である300円台まで戻る可能性もあり、コインチェック取引再開のニュースが無い限りは、株価は低調に推移していく可能性が高いと思います。
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コインチェック取引再開が噂された理由とは?
コインチェック取引再開の噂が出たのは、10月29日付けで「Coincheck 仮想通貨取引説明書」と「Coincheck 利用規約」の一部改訂を行うことを発表したからです。
この案内は10月23日にコインチェックに口座を保有するユーザーに対して、一斉に案内されました。
この日のマネックスグループの株価は、前日比+22円高とコインチェック取引再開を期待する動きから上昇しています。
実際に取引再開の時期がいつになるかはわかりませんが、改定の動きはそれに向けた準備と考えられます。
ただ取引が再開されたからと言って、マネックスグループに大きな収益をもたらす可能性は低そうです。
主要な仮想通貨であるビットコインの価格はピークの1/3以下となっており、仮想通貨の取引量は大きく減少しています。
またコインチェックはアルトコインと呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨を高い手数料を取って販売することで高い利益率を実現していましたが、今や多くの仮想通貨トレーダーは知識をつけて手数料に対する意識も高くなっているため、同様のやり方では高い利益率を維持するのは難しいと言えるでしょう。
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まとめ
マネックスグループの株価は、コインチェック子会社化による期待感から大きく上昇しましたが、取引再開の目途が立っておらず、下降トレンドを形成しています。
200日移動平均線も割り込んできている状況で、しばらくは下値を探る展開が続いていきそうです。
コインチェックは取引再開に向けて動き出している可能性が高そうですが、取引再開したとしても以前のような高い利益率を確保することは難しく、マネックスグループの株価に与える影響は一時的なものに終わるかもしれません。
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