JT(日本たばこ産業)が販売する低温過熱式のたばこ用デバイス「プルーム・テック」の累計販売量が、業界2位になった可能性が高いことが分かりました。
ここでは「プルーム・テック」販売数の詳細と、JTの株価の動きについてみていきたいと思います。
目次
JT(日本たばこ産業)「プルーム・テック」の販売数量2位へ。首位はフィリップ・モリスの「IQOS(アイコス)」、3位はBATジャパンの「glo(グロー)」。
「プルーム・テック」の累計販売数量は7月時点で400万台を超えたことを、7月25日にJTが発表しました。業界トップはフィリップ・モリス・ジャパンが販売する「IQOS(アイコス)」が6月に500万台を突破したと見られています。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATジャパン)が販売する「glo(グロー)」は2018年1月に200万台を突破しましたが、まだ400万台は突破していないと思われ、「プルーム・テック」は業界2位となった可能性が高いです。
「プルーム・テック」は2017年末に100万台を突破し、2018年1月から東京都、3月から福岡で販売を開始し、売上は200万台を突破。そして6月からは全国で販売を開始したことから、売上が急増しました。この勢いが続けは首位の「IQOS」を抜くのも時間も問題かもしれません。
JT(日本たばこ産業)株価上昇となるか?「プルーム・テック」販売好調。配当利回りが高く、個人投資家に人気の銘柄。
JTの2018年7月25日の株価は、前日比▲11円(▲0.4%)の3,001円と、「プルーム・テック」売上好調のニュースに反応はしていません。以下はJTの日足チャートです。
2018年の株価の値動きは、年初を高値として下落傾向となっており、3月以降は3,000円前後での値動きが続いています。JTの2018年12月末の配当は150円が予定されており、現在の株価での配当利回りは約5.0%と非常に高い水準となっています。
配当利回りが高いから、配当を目的とした個人投資家からの関心は高いものの、なかなか株価は上昇することができずに、停滞しています。テクニカルには3本の移動平均線が横ばいとなっており、方向感のない展開となっています。
JT(日本たばこ産業)株価上昇には安値を切り上げたまま、6月22日高値3,244円切り上げを完成を期待。
今後株価が上昇に向かうためには、3月23日安値2,784.5円、4月25日安値2,835.5円、5月30日安値2,901円と安値は切り上げてきているので、このまま安値を維持できるかがポイントとなります。心理的節目となる3,000円を維持したまま、6月22日に付けた高値3,244円を更新するのが理想的な形です。
今回のニュースが株価に影響を与えるかは不明ですが、上昇に向かうことを期待したいです。ただ一方で、配当利回りを目当てとした、信用買い残も積みあがっており、下落に向かう場合はスピードが速くなる可能性があるので、要注意です。
JT(日本たばこ産業)2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ
ついに日本製の低温加熱式たばこデバイス「プルーム・テック」の販売数量が400万台を突破し、首位フィリップ・モリスの「IQOS」に迫る勢いとなっています。このまま首位奪還となるのは時間の問題かもしれません。
JTの株価は3,000円前後で停滞していますが、今回のニュースを材料に上昇に向かうことを期待したいです。
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